遠隔画像診断システムの選び方
公開日:
:
最終更新日:2014/05/12
画像診断 遠隔画像診断システム
*
ご自分で遠隔画像診断プロバイダを立ち上げるにしろ、どこかの会社に雇われて自宅で読影にするにしても、ちょっとした問題点があります。
それは使用するシステムがどれだけの場所をとるか、です。
イーサイトのシステムのようなクラウド型であれば、通常のパソコンで使用できますから、余分なスペースは要りません。1920×1080ドットの液晶を使えばモニタは1面でもなんとかなります。
*
問題はクラウド型でないシステム。
2面か3面のモニタを使うものや、通常のパソコンより大きな本体がついてくるものが多いです。
そのため、自宅では結構場所をとります。
日本の住宅事情では、配偶者の理解が得られないと、こうしたシステムを入れられないことが多いです。
すでに似たような大きなシステムを入れてしまっている人は、もう一つ別の大きなシステムを入れる余裕はないことがほとんどです。
VPN などのために余分に回線を引かないといけなくなることもあります。
*
遠隔画像診断プロバイダを立ち上げる際に こうした大きなシステムを採用してしまうと、参加してくれる医師は当然限られることになります。
経験者(すでにどこかの遠隔画像診断プロバイダに所属している)が「置く場所がない」とか「新しく回線が引けない」とかいう理由で参加してくれなくなります。
つまり、参加できる医師は 初心者の割合が増えることになります。そのため、余分な管理コストがかかったりします。
*
ということで、クラウド型のシステム(特にイーサイト製)を採用するにこしたことはないという、いつものお話です。
イーサイトのシステムについてはこちら⇒遠隔読影の概要 – イーサイトヘルスケア株式会社
###
関連記事
-
-
依頼原稿の締め切り (2)
* 依頼原稿「遠隔画像診断サービス 成功の秘訣」ですが、1万字以上あった草稿を現在 4600字まで削
-
-
「画像診断雑記」サイト更新 / 以前からの頚部痛
「画像診断雑記」サイトを久々に更新しました。 ⇒ 「画像診断雑記」 以前からの頚部痛 こ
-
-
画像診断メモノート 更新
画像診断メモノート というサイトを QuickHomePageMaker というマイナーな Wi
-
-
くも膜下腔と硬膜下腔
所見をつけたら質問が来ました。 上のような症例で「硬膜下腔に液貯留あり」と書いたら、「脳
-
-
RadFan12月号に拙稿が載りました
* かねてからこっそりお知らせしていましたが、リレーエッセイのトップバッターを仰せつかりました
-
-
遠隔画像診断でのストレス
* 遠隔画像診断をやっているときのストレスですが、 所見をつけた症例の結果がわからない
-
-
遠隔画像診断会社の業務(診断以外)
* 遠隔画像診断会社の業務として、診断以外の雑用が結構あります。 契約など、相手の病院が大き
-
-
あこがれのマルチディスプレィ
AREA スパイダーH USBディスプレイアダプタ フルハイビジョン1080P出
-
-
遠隔画像診断の起業 / 営業について(3)
遠隔画像診断の営業について、あまり語りたくありませんが、いくつかヒントを。 FAX DM の活
- PREV
- 本日のブック狩り
- NEXT
- クイーンフェニックス / 横山 光輝