Focal Periphyseal Edema (FOPE) Zone / 膝だけかと思ったら手首にもあるのね
公開日:
:
最終更新日:2015/05/03
画像診断

高校生ラガーマン。
舟状骨近位部の骨折の患者ですが、橈骨の骨端線に直行する 2本の線状硬化が見られます。
その遠位(骨端線よりわずかに関節より)には平たい硬化像が連続。
T字型になっているわけです。
膝では有名な focal periphyseal edema (FOPE) zone のなれの果てですね。

下手なシェーマですいません。
膝だけかと思ったら手首にもあるのね。
今まで気にしなかったので見えなかっただけ?
それとも気にしてなかったのは私だけ?
*
数か月前のMRI がありました。

骨端線近傍の部分は骨化を示す無信号ですが、そこから骨幹端に伸びる線状の浮腫部はすでにありません。
スポーツによる力学的ストレスが長期慢性化していたために、この時点ですでに骨化(骨梁密度の増加)となったものと思われます。
focal periphyseal edema (FOPE) の段階は卒業してしまっているので、focal periphyseal ossification (FOPO) と呼ぶべきでしょうか。
###
関連記事
-
-
個人ベースの遠隔画像診断[3] / 番外編
遠隔画像診断会社に属さなくても、個人レベルで遠隔画像診断を行うことは可能です、ということを言いた
-
-
Crowned dens syndrome じゃない
以前このような画像が "crowned dens syndrome" の典型像として雑誌や書
-
-
医学書と医学雑誌の購入
医学書、医学雑誌ともに、最近なかなかリアル店舗に行く暇がないので、ネットで買うことが多くなってい
-
-
「画像診断雑記」サイト更新 / 以前からの頚部痛
「画像診断雑記」サイトを久々に更新しました。 ⇒ 「画像診断雑記」 以前からの頚部痛 こ
-
-
非クラウド型遠隔画像診断を選ぶ理由が知りたい
「もう非クラウド型遠隔画像診断は使いたくない・・・その理由」を前回書きましたが、 ここ数年、新た
-
-
腰椎の圧迫骨折には T1強調画像を
* 腰椎のMRI は多い時で一日に 15件くらい見ていますが、高齢者に多い圧迫骨折の時期判定に
-
-
The iliac wing sign / 骨盤外傷のサイン
T2WI 前額断像[/caption] 上の画像は左恥骨体部骨折の症例の急性期の T
-
-
画像診断報告書のコピペ
画像診断報告書でのコピペ ある患者さんの画像診断の過去のレポートを他の医師が書いていて、今回同
- PREV
- 近江県問題
- NEXT
- ラ・フォル・ジュルネびわ湖 2015






