宗像教授伝奇考 (第2集) / 星野 之宣
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読書
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宗像教授伝奇考 (第2集) (希望コミックス (283))
星野 之宣 潮出版社 1996-12 売り上げランキング : by G-Tools |
★★★★☆
宗像教授の伝奇考の第2巻。
収録作品
- 両面宿儺
- 狗の骨
- 鉄人の逆襲
- 女たちの神
- 鼠浄土
- 白雪の伝説
内容
「両面宿儺」は、両面宿儺に土蜘蛛を関係づけ、スクナグモという架空のクモとクモに関わる男女の出会いを書いた快作。
アシュラをからませるかと思ったらアグニを持ってきたところが意外。
「狗の骨」はウルフガイっぽい人狼伝説の話。
縄文人は犬を狩猟に使い、死んだら厚く弔ったが、弥生人は犬を食べるために育てていたということです。
「鉄人の逆襲」は私の実家、神戸市須磨区(横山光輝の出身地)が舞台。
隣の区には震災復興を記念して作られた鉄人28号のモニュメントがあるのでそれらから作った話かもと思ったが、この漫画の方が10年以上古い。
「女たちの神」はオシラサマの話。
三内丸山遺跡と鳥葬と組み合わせたところが目新しい。
「鼠浄土」は大発生した鼠が海を渡って島の食料を食い尽くすというお話。ある島には防御用の装置があって・・・
この装置、いかにも頼りないなあ。
「白雪の伝説」はアンソロジーにも収録されていた名作。
イザナミ・イザナギ神話と白雪姫を対比させたのがすばらしい。ラストも秀逸。
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