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一命 / 滝口 康彦

公開日: : 読書

一命 (講談社文庫) 一命 (講談社文庫)
滝口 康彦
講談社 2011-06-15
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★★★★☆(流石)

ワタシが好きな佐賀在住の作家 滝口康彦 さん(故人)のデビュー曲を含む短編集。

この人の作品は佐賀鍋島藩での題材を取り扱った不条理な話が多いです。

鍋島藩は藩祖が主家簒奪をしたために、他藩と異なり朱子学を採用できず、そのため独自の「葉隠」思想を藩士に強要したところから、他藩より悶着のタネが多かったのです。

ここに収められた作品はいずれも登場人物それぞれの心の奥まで描いて、じつに深く考えさせられる佳作ばかり。

滝口作品はどれもそうなので、やめられないんですけどね。

解説で「士道」と「武士道」の違いが書いてあり、なるほどと思いました。

 

収録作品

  1. 「異聞浪人記」
  2. 「貞女の櫛」
  3. 「謀殺」
  4. 「上意討ち心得」
  5. 「高柳父子」
  6. 「拝領妻始末(はいりょうづましまつ)」

 

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