「中国大恐慌」以後の世界と日本 :各国に広まるチャイナショックの現実と今後 / 宮崎正弘
公開日:
:
読書
「中国大恐慌」以後の世界と日本 :各国に広まるチャイナショックの現実と今後
徳間書店
売り上げランキング: 412,389
★★★☆☆
2016/3/31 出版。
この頃以前からチャイナは裏付けなしの人民元を刷りまくっているが、ドルペッグ制を取っている人民元はなかなか暴落しない。
でもそうするには大量の人民元買い(ドル売り)という為替操作をしないといけないため、チャイナ手持ちのドルが尽きたところで、人民元はフリーフォールに陥る。
すでに尽きているが、海外からドルを借りてまかなっている状態とか。
もはやあと数年ももつまいと思っているのですが、まだバカな外国銀行がドルを貸しているのかな?
最近は海外で儲けている自国の金持ちたちから金を奪う(ファン・ビンビンやジャック・マーなど)ようになっており、文字通り毛沢東時代(金持ちを殺して富を奪う)に逆戻りするような状態ですね。
中国が崩壊した後、アジアで有望な投資先はどこかという問いに著者は日本だと答えています。
うーん、どうかな。消費税撤廃したら見込みあるけど。
私は今回の日中会談は双方ともに口だけと思っていますが、本当にチャイナは困っているそうな。つい哀れんで助けてしまわないように願っています。
世界の歪みのかなりの部分はチャイナの経済状況から起きているので、まずこれを適切に処理しないと他の国の個別の状況に向き合えませんからね。
関連記事
###
関連記事
-
-
お金で苦労する人 しない人 / 中谷 彰宏
お金で苦労する人 しない人―金銭感覚の達人 お金で苦労する人 しない人―金銭感
-
-
仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。 / 小西利行
★★★☆☆ 著者は博報堂で TVコマーシャルなどを担当し、その後独立している人。
-
-
「超一流」の構想術 / 中谷 彰宏
「超一流」の構想術 一流の常識を破る6「超一流」の構想術 中谷 彰宏
-
-
逆説から読みとく古代史 / 武光 誠
逆説から読みとく古代史―歴史が動いた「あの時」を検証する (ベスト新書)
-
-
秘密の日本史 / 樋口 清之
秘密の日本史―梅干先生が描いた日本人の素顔 (ノン・ポシェット) 樋口 清之
-
-
[増補]決定版・日本史 (扶桑社文庫) / 渡部 昇一
決定版・日本史 (扶桑社文庫) 渡部 昇一 扶桑社 2014-08-02 売り上
-
-
時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法 / 菅野一勢
時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法 菅
-
-
小さな会社が一瞬で顧客とキャッシュをつかむ5つの成功戦略
原題は「Instant Income」、邦題が「小さな会社が一瞬で顧客とキャッシュをつ
-
-
科学理論ハンドブック50<宇宙・地球・生物編> / 大宮信光
★★★☆☆ 2008年刊行とちょっと古いですが、知識を総括するのには役に立ちます。
- PREV
- 世界大乱で連鎖崩壊する中国 日米に迫る激変 / 宮崎正弘
- NEXT
- マーラー 交響曲第6番「悲劇的」







