あらすじで読む日本の名著3 / 小川義男
公開日:
:
読書
★★★☆☆
小川義男さんという高校の校長先生の書いた『あらすじで読む名著』シリーズ第3弾。
日本文学の名作25編をあらすじで収録しています。今回で打ち止めとか。
高校のときの文学史で覚えた大家の作品が読めるというのでお得です。
その作品がどのような意図で書かれたかの背景が知られて、とても役に立ちます。
原民喜だけ名前を知りませんでしたが、原爆に被爆した自らの体験を書いた作品のようです。
最後から2つめの『小説千恵子抄』でひどく感動したのですが、最後の三島由紀夫がひどくてがっかりしました。みなさんは読まないで飛ばしてください。
ということで、いくつかは原著で読んでおきたいなとしみじみ思いました。
収録作品
にごりえ(樋口一葉)/ヰタ・セクスアリス(森鴎外)/病牀六尺(正岡子規)/吾輩は猫である(夏目漱石)/婦系図(泉鏡花)/武蔵野(国木田独歩)/墨東綺譚(永井荷風)/城の崎にて(志賀直哉)/子をつれて(葛西善蔵)/或る女(有島武郎)/風の又三郎(宮沢賢治)/山月記(中島敦)/細雪(谷崎潤一郎)/地獄変(芥川龍之介)/俊寛(菊池寛)/あにいもうと(室生犀星)/千羽鶴(川端康成)/ビルマの竪琴(竹山道雄)/富獄百景(太宰治)/桜の森の満開の下(坂口安吾)/夏の花(原民喜)/二十四の瞳(坪井栄)/焼跡のイエス(石川淳)/小説千恵子抄(佐藤春夫)/仮面の告白(三島由紀夫)
###
関連記事
-
-
三国志 群雄データファイル / 「歴史読本」編集部
★★★☆☆ 「歴史読本」の編集部がまとめた三国志の登場人物一人一人についての解説です。
-
-
名波はるか&Kumaさんが教える!![日経225&mini]で始めるシステムトレード入門
名波はるか&Kumaさんが教える!!で始めるシステムトレード入門 名波
-
-
ユーチューバーが消滅する未来 / 岡田斗司夫
★★★☆☆(オモシロかった) オタクの帝王オタキングとして有名な岡田斗司夫の未来予測本。
-
-
覇者の戦術_戦場の天才たち / 中里融司
覇者の戦術_戦場の天才たち (新紀元文庫) 中里 融司 新紀元社 2013-11
-
-
原子水母 / 唐沢 俊一 唐沢 なをき
原子水母 (幻冬舎文庫) 唐沢 俊一 唐沢 なをき 幻冬舎 1999-12
-
-
金田一耕助・悪魔の手毬唄 / Jet 横溝 正史
金田一耕助・悪魔の手毬唄 (ソノラマコミック文庫―名探偵登場) Jet 横溝 正
-
-
「見える化」仕事術 / 石川 和幸
「見える化」仕事術 石川 和幸 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-
-
-
韓国人による恥韓論 / シンシアリー
韓国人による恥韓論 (扶桑社新書) シンシアリー 扶桑社 2014-05-01
-
-
古代七大王国の謎 / 中江克己
古代七大王国の謎 (学研M文庫) 中江 克己 学習研究社 2001-10 売り上
-
-
昨日までの自分に別れを告げる / 中谷 彰宏
昨日までの自分に別れを告げる (PHP文庫) 中谷 彰宏 PHP研究所 19






