プライベートバンカー カネ守りと新富裕層 / 清武英利
公開日:
:
読書
主人公の杉山智一が実名で登場するノンフィクションなのですが、小説のようなキテレツな展開にワクワク。
事実は小説より奇なりってやつですね。
野村證券からシンガポール銀行のプライベートバンク部に転職した主人公が経験する陰湿な世界が実にひどい。あの野村證券よりひどい。
それをなんとかやっていく主人公の姿に読者は親近感を覚えるでしょう。そして自分はこれよりはるかにマシだと思って心が軽くなるはず。
*
個人的には、冒頭で私の同級生の村上世彰くんのシンガポール在住時の話が出てきて興味がよけいに湧きました。
シンガポールと言えば、税金逃れで移住した中田敦彦で有名ですが、一年中暑く、国土が狭いため移住暮らしはすぐ飽きてしまうのが問題のようですね。
特に四季の移り変わりが当たり前の日本人には我慢できない気候、風土の国のようです。
それにもし貧乏になれば追い出されますし、自主的に出ていくお金もないのなら海に身を投げるしかないとも書いてあります。
暮らすには日本がやっぱり一番かなあ。
*
しかし、年のはじめにするネタではないような・・・
とりあえず今年もよろしくお願いします。
###
関連記事
-
-
女将軍伝 / 井上 祐美子
女将軍伝 (学研M文庫) 井上 祐美子 学習研究社 2001-03 売り上
-
-
朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す / 櫻井よしこ 花田紀凱 (2)
朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す (産経セレクト S 9) pos
-
-
日本人だけが知らない「本当の世界史」古代編 / 倉山満(2)
★★★★☆ 昨日の続きです。 大事なものを書き忘れていました。 著者はリアリス
-
-
困った隣人 韓国の急所 (祥伝社新書313) / 井沢 元彦, 呉 善花
困った隣人 韓国の急所(祥伝社新書313) 井沢 元彦 呉 善花 祥伝社 2
-
-
日本オリジナルへの旅―伝統技芸の現場を訪ねて / 呉 善花
日本オリジナルへの旅―伝統技芸の現場を訪ねて 呉 善花 日本教文社 2005
-
-
トンデモ一行知識の逆襲 / 唐沢 俊一
トンデモ一行知識の逆襲 (ちくま文庫) 唐沢 俊一 筑摩書房 2004-01-
-
-
どくろ化粧―鬼悠市 風信帖 / 高橋 義夫
どくろ化粧―鬼悠市 風信帖 (文春文庫)高橋 義夫 文藝春秋 2008-02-0
-
-
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス) / 旦部幸博
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス) 旦部 幸博
-
-
韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) / 宮脇 淳子
韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) 宮脇 淳子 扶桑社 2014-07-0







