商売は、運。(2)
公開日:
:
マネー
昨日の記事「商売は、運。」の補足です。
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いろんな本に商売のやり方として、「儲かればその利益を全部事業拡大のために(宣伝費などに)つぎ込む。そうして雪だるま式に大きくする」というセオリーが載っています。
アメリカのアマゾンのやり方がまさにこれですね。
でもこれは成功バイアスがかかっていることにご注意。
同じことをやって運に恵まれず滅びた会社はその何倍も何十倍もいるのです(日本の会社の寿命は平均 34.1年で、すぐに潰れる会社も多いです)。
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上とは逆の「儲かればその利益の大半を内部留保にため込む」という方針で、失われた30年という不況を乗り越えてきた大企業が日本にはたくさんありますよね。
我々個人もそれを真似るのがいいのです。
儲かればその利益の大半を資産形成にため込むのです。まさに金持ち父さんや厚切りジェイソンの提唱している方法ですね。
この場合の「資産」は利益を継続的にもたらしてくれるものを指します。つまりインカムゲインが望めるものです。
自分が住むための不動産、高級車、宝石、絵画などは含みません。これらはキャピタルゲインしか望めませんし、そのゲインもマイナスになることが多いからです。
こうして抱え込んだ資産が不調時の事業を救うことが多いですし、事業を畳んだあとでも生活の糧となってくれるわけです。
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