世界で十本の指に入る学者
*
「世界で十本の指に入る」という形容はよく耳にしますが、指が427本ある宇宙生物の世界では「427本の指に入る」という言葉があるのでしょうか。
*
「世界で十本の指に入る」人が激戦区の世界のヒトなら大したものですが、そうでない業界のヒトなら・・・この言葉を聞いて、「あの世界、10人も専門家いたっけ?」と思うこともしばしば。
「1人しかいないよな・・・この前 1人死んだし」っていう世界もあります。
*
松本清張も書いていましたが、日本考古学の世界がそんな感じで、専門範囲をどんどん狭めて(限定して)1分野1人の研究者という趣きです。
××時代のことをすべて知っている研究者など皆無のようです。
そうやって自分たちを守っているのですね。
在野の郷土史家はその地方のことであれば、どの時代についてもエキスパート(浅いでしょうが)なんですが、大学の先生方は「××時代の前期の××階級の××面における××の研究の第一人者」というのが普通です。
*
第一人者じゃなくて、絶滅危惧種の最後の一人みたいなもの。
そして恐ろしいことに大学の医学部も似たようなもの・・・ ああ、おそろしい。
***
関連記事
-
-
初期費用0円・在庫0冊でも本が出版できる
昔からこの国には”自費出版ビジネス”というのがあります。 お金持ちの年寄りをだまくらかして自費
-
-
安価 高級感 イス 100-SNC015BK
サンワダイレクト プレジデントチェアー リラックス ロッキン
-
-
民主党裏マニフェスト?
まあ、政治ネタが続くのは日曜日の「そこまで言って委員会」の影響で・・・
-
-
ひじひじひじひじひじひじひじひじひじひじ、これは? ひじ いやひざです!
医者にはなかなか「達筆」の人が多くて、以前もアラビア文字にしか見えない日本語を書く人の話をしました。
- PREV
- モチベーション
- NEXT
- DELLの販促FAXが来たが