おバカな考え方(2)
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あなたが必要という額をちゃんとあげているから小遣いは充分なはずでしょ
と奥さんに言われたことのある方は?
この言葉は明らかに間違っているので安心してください。
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十分という言葉は必要であることをすでに満たしています。上の図の B の状態です。
だから必要十分という言葉は、じつは十分(=充分)だけでいいのです。
言葉としては聞き慣れませんが、必要不十分 という状態があります。それが上の図の黄色の部分。必要な条件は満たしているが、十分ではないのです。
小遣いはふだん必要な分はあるが、充分ではない(時々突発的に不足することがある)
と正当に主張しましょう。
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数学は実生活とは違うよ、と言う人もいそうですが、数学の概念のほうが新しくて、その時代の生活で使われていた言葉を当てはめたにすぎません。
文系の人は 必要と必要十分(=十分)とを ごっちゃにしています。
そのため、必要と十分 がごっちゃになるのです。
理系の人はきちんとわけて考えます。
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医師の必要数と十分数とをごっちゃにしたバカな考えのマスゴミ(文系の集まり)の記事がまた紙面をにぎわせそうです。
必要数を満たしたら もう十分なはずだ。医師過剰時代だ。
必要な数はギリギリクリアしたとしても、まだ不十分なんです。十分な数はもっともっと多いのです。
そもそも「医師の必要数」を設定したのは結核が国民病とされたノンビリした時代の話。
ガンをスピーディに治すことが主体の現在の医療を維持発展させるのには全然不足していて、必要数自体の見直しが必要です。
加えて女医の増加により、医師1人あたりの戦力自体は落ちているのです(出産のためにはしょうがありませんが、医師の夫を捕まえるためだけに医学部に入学する女子はなくして欲しい)。
誰か 東京男子医大 を作ってよ。
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