薬が効かない
よく医師の処方した薬が効かないと心配される方がいます。
たとえば消炎鎮痛剤の話。
いろんな部位の痛みがあるときに処方されますが、同じように効くとは限りません。
100人のいろいろな年齢、いろいろな体格、いろいろな持病、いろいろな栄養状態の人の、様々な経過をとってきた、程度にピンからキリまで差のある(客観的尺度がない)痛みに対して、同じ容量の薬を出して、同じように効くと想像する方がおかしくないですか?
だいたい痛みの原因だっていろいろあるわけで。
痛みを抑えている間に自然に治る種類の病気だったらセーフですが、進行する種類の病気だったら痛みを抑えることばかりに神経が行くのは破滅の道です。
痛みの例からは離れますが、その疾患に劇的な効果があると言われるいわゆる「特効薬」の場合でも事情は同じで、100%効くとは限りません。
出された薬が効かなかった場合は薬を処方した医師(主治医)に相談しましょう。上に書いたことは先刻ご承知の主治医ですから、適切な処置を考えます。
この薬のこの量では効かなかったという事実と、症状が前と比べてどうなっているのかなどの経時的変化から次の最良の一手を打ってくれます。
医師でも別の医師にかかったら、ちょっと別のことを考えるかもしれません(処方された薬が普段自分の使わないものであれば、別の薬でまた一からやり直しです)。
ドクターショッピング(かかる医者をしょっちゅう変えること)をされると、臨床情報の蓄積がなされないので失われるもの(健康、時間、お金)が非常に大きいですよ。
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