研修医1年目の給与明細
公開日:
:
最終更新日:2019/03/14
医療
本日確定申告に行ったのですが、その後帰宅して後片付けをしていたところ、私が医者になって1年目に母校の京大病院で研修医をしていたころの給与明細(給与袋の表に印刷されたもの)が1枚出てきました。
昭和60年1月のものでした。
勤務日数が 19日+半日が3回で、計 20.5日の勤務に対して 105225円の支給でした。
46時間の超勤分 36064円と通勤手当 6720円をあわせて 148009円の支給になっています。
実際は 17360円の控除を引かれて 130649円でした。
身分は純然たる国家公務員ではなかったようで、日雇いでしたね。ボーナスなし、退職金もなし。
他の医局では「明日から●●県の○○病院に行ってくれ」と言われることもあったようですから、とても正社員ではありえませんね。
日給は計算すると 5133円くらい(半日の分は1日分のちょうど半分ではなかったようです)。
超勤は時間あたり 784円です。今のコンビニのほうがいい時給ですかね。
ただし、当時のほうが物価が高かったような印象があります。なにせ100円ショップなどなかった時代ですし。
研修医なのでお金をもらって勉強させてくれると思ったらこれでもいい方でしょうが、実際は雑用でこき使われるばかりで、暗い毎日でした。
###
関連記事
-
-
インフルエンザ B型
インフルエンザが流行っています。 しかもA型だけでなく、B型も。 近所の学校でもインフルエン
-
-
同門会または医局の同窓会
以前も書いたような・・・ 大学の医学部には医局という組織があることはみなさんご存じですね。
-
-
画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(3)
前回はこちら⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合 画像診断管理加
-
-
「パロチンはあります!」とオガタさん(2)
前回の記事(「パロチンはあります!」とオガタさん)がなかなか好評なので、ズに乗って、続編を。
-
-
医局と系列病院と人間爆弾
* 病院の勤務医の話ですが、ちょっとした病院(大きな病院、公立病院など)であればどこかの大学医
-
-
Grant's Atlas of Anatomy, International Edition〈日本向けインターナショナル版〉
Grant's Atlas of Anatomy, International E
-
-
「仕事何時に終わる?」への違和感
30年間ほど医師をやっており、同じくらいの間 結婚生活を送っているのですが、いまだにカミサンから







