勤務医の”常識”
公開日:
:
医療
だいぶ昔のことですが、知人の医師が大学から派遣されて一般病院に赴任したことがありました。
暇を見つけては医局で文献を読んでいたところ、院長に見つかり怒られたとか。
彼は理由がわかっていなかったようですが、勤務時間中に働きもせずに勉強していたら普通の業種では怒られます。
あなたに仕事をさせるためにあなたの時間を買っているわけなので、その時間中にあなたが利益を生み出さない活動にうつつを抜かしていると給料泥棒と思うわけです。
あなたが勉強する時間まで病院がなぜ給料を払わなければいけないのかということです。
病院は(勉強などしなくても)仕事がきちんとできる専門家を雇ったと思っているわけなので、「勉強しないと業務ができない」と言ったら、ヤブヘビです。
半人前と宣言しているようなものなので、代わりの人が見つかれば解雇されるでしょう。
普通の業種ではあたりまえの話ですが、なぜか勤務医では不思議とうつるようです。
*
昨日の記事でも書きましたが、仕事に必要な勉強はプライベートな時間にするべきです。
ただし、以上は定額制の場合でして、歩合制(出来高制)では当てはまりません。
雇い主は時間を買っているのではなく、成果(結果)を買っているからです。
私のところは完全出来高制です。
関連記事
###
関連記事
-
-
【お勧めサイト】 遠隔画像診断 UP TO DATE
* 放射線科読影医にお勧めのサイトとしてこちらを挙げさせていただきます。 ⇒ 遠隔画像診断
-
-
厚生労働省は「人権侵害に当たり、法的にも権限がない」と言うが、それが人権侵害である
この記事(日経はビジネス以外の記事は普通に取材しているのでかなり信頼できる)では、 厚生労
-
-
京大病院事件について
京都市左京区の京都大学医学部附属病院では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ことし2月以降、今
-
-
脊椎脊髄ジャーナル 2013 April 脊椎脊髄の解剖と疾患
脊椎脊髄ジャーナル 26巻4号 (2013年03月28日発売) 出版社名:三輪書店 ★★
- PREV
- 努力する人が報われる
- NEXT
- 勤務医の”常識”






