努力する人が報われる
公開日:
:
医療
努力する人が報われる?
「努力する人が報われる」というと反論する人がいます。
でも世の中には努力する人とそうでない人がいることは事実。
学生でも社会人でもスポーツマンの世界でも同じです。
たとえば、同じ会社の社員でもプライベートタイムにいろんな勉強をしている人と、プライベートタイムはすべて飲んだり遊んだりしている人を比べてみましょう。
今は能力は同じでも将来どちらが会社のためになるでしょうか。
あなたがもし社長で、人件費を削らなくてはならなくなったら どちらのクビを切りますか?
固定給でいくら働いても報われない、という人はまずプライベートタイムに勉強してください。いずれ役に立つと思います。
いずれではなく、インプットはすべて就業時間外、就業時間はすべてアウトプットに費やすと、比較的すぐ効果は現れると思います。
たとえ、その会社で芽がでなくても、他の会社で花開くスキルを身につければ、いざというときに役に立ちますよね。
芸は身を助くといいますが、仕事上の芸は普通の芸より効果的なはずです。
画像診断医も同じ
就業時間内に勉強している人がいます。
だめです。
研修医なら許されますが、専門医にもなってそのザマはなんですか。
研修医なら許されると書きましたが、研修医はプライベートタイムは 100%勉強するのが当たり前。それでも足りないので就業時間中も勉強しなくてはならないからです。
専門医はプライベートタイムに勉強して、もし余ったら余暇に勤しんでもかまいませんが、就業中は余裕でアウトプットのみに徹することができるはず。
学会が「あなたはどの分野でも診断できる」とあなたの病院に保証しているわけですから。
*
就業時間内には原則アウトプットのみ。インプットはプライベートタイムにしましょう。
固定給制でも同じ。他の人よりたくさん仕事をこなせばいいじゃないですか。
そうやっていればどんどん生産性が上がり、もし出来高制のところに移ればすごく有利なことになります。
###
関連記事
-
-
個人ベースの遠隔画像診断[2] / 専用システムを使う場合
「個人ベースの遠隔画像診断」という記事で、 お金のかからない遠隔画像診断法をご紹介しました。
-
-
遠隔画像診断料(保険における診療報酬)
質問が多いので解説しておきます(画像診断管理加算とは違うのですが、少し関連しているので混同しやす
-
-
「努力は報いを受ける」ことも
昨日の記事” 「努力は必ず報われる」は間違い ”で書き忘れたのですが、努力の方向自体が間違ってい
-
-
人間ドックの胃透視 担当医師の心構え
* 大昔、O2市民病院というところで働いていました。 週に1日(正確には半日)、患者以外に人
-
-
同門会または医局の同窓会
以前も書いたような・・・ 大学の医学部には医局という組織があることはみなさんご存じですね。
-
-
医者しか知らない危険な話 / 中原英臣 富家孝
医者しか知らない危険な話 (文春文庫PLUS) 中原 英臣 富家 孝 文藝春
-
-
イーサイトのシステムの利点(3)
続きです。 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムの利点を紹介します。 前回と対象が変わ
-
-
地方の中核病院の画像診断における医療崩壊
以前の記事(⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合)では、
-
-
医療崩壊の真実 / 勝又 健一
医療崩壊の真実 (アスキー新書)勝又 健一 アスキー・メディアワークス 2009
- PREV
- 人の5倍売る技術 (講談社+α新書) / 茂木 久美子
- NEXT
- 勤務医の”常識”