Sansui 倒産
*
先月初め、ついにそのときが来た。
山水電気の倒産です。
負債は 2億4765万円。
東証1部上場の企業にしては異例の少額。
従業員も5人しかいなくなっていたそうな。
*
元・音響機器メーカー、山水電気(株)は 1944年に創業され、1970年3月には東証、大証1部へそれぞれ上場を果たしました。
1984年には年売上高約525億円を計上していたくらいの高級アンプメーカー「Sansui」として飛ぶ鳥を落としていたのに。
スピーカーメーカー JBLの日本総代理店にもなっていて、ユニットを自社製の箱に入れて売ったりしていました。LE-8T を使ったスピーカーは京都の中古屋でこの前見ました。
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/sp-le8t.html
*
ワタシも Sansui アンプは 5台しか持っていませんでしたが、全部プリメイン。
907 より 607 の方がパワフルなイメージのサンスイらしくて好きでした。
オーディオブームの衰退とともに赤字に転落。その後、香港のザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッドの親会社グループからの融資や別の手段による外部機関からの資金調達を模索したものの、契約に至らず倒産となりました。
株価は 1~5円を行ったり来たりしていて、株の好きな人たちには大注目株でした。
*
しかし、負債額の少なさ・・・
1人で 100億円とか最近は珍しくないのにねえ。
###
関連記事
-
-
Woman / 諫山実生
Woman posted with amazlet at 19.05.09
-
-
S.M.S.L SA300 デジタルアンプが壊れました
自宅のメインPC で自作スピーカーを鳴らしてくれていた 3年半前に購入した S.M.S.L SA30
-
-
MUSE Audio USB-DAC ヘッドフォンアンプ PCM2704 (2)
MUSE Audio USB-DAC ヘッドフォンアンプ PCM2704 USBケー
-
-
ONKYO システムコンポ X-U1 不調
うちの居間にあってカミサンが使っているのが、レシーバー部(CR-U1)と 2ウェイスピーカー
-
-
新しいスピーカーの構想:CHN-70 のバスレフ
前回製作(と言っても企画しただけ)した Alpair6M+ウォールナット・バスレフボックス(
-
-
SA/F80AMG 自作スピーカー
机の上に置いて仕事中に聴くため、耳から 1m以内にあります。 このため低域過多では具合が
-
-
SA-50G-EX 音質(2)
SA-50G-EX は SA-50 という中華アンプの金ピカバージョン。 専用ACアダプタ(2
-
-
内容積 14リットル、ダクト共振周波数 58Hz のバスレフ箱が余っている問題
現在、内容積 14リットル、ダクト共振周波数 58Hz のバスレフ箱が余っている(以前に Alpai
-
-
ワンダーピュア 10cm フルレンジ WP-FL10 の特徴
日本の大手スピーカーメーカー Fostex の10cmフルレンジのスタンダード FE103NV の周
- PREV
- ビューティフル・クラシックス2 シネマ・クラシック
- NEXT
- 耳をすませば / 野見祐二