Sansui AU-α607KX / 607シリーズの異端児
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NM-LAPT をパワー段に採用したサンスイのアンプ。1992年発売。
私は 607 シリーズが好きですが、この KX は亡き長岡先生が、
シャープで繊細で、抜けがよく、透明度の高い音。MOSFET的なサウンドである。細かい音をよく再生するので音場感もいい。(略)607 MOS Premium に肉薄するという音だ。
とおっしゃっていたので密かにマーク。
この前、ヤフオクでゲットしました。
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1994年発売の次代の α607XR も持っていますが、α607XR は KX よりダイナミックでパワー感を感じます。α607XR の方が従来の 607 シリーズの基本路線に近いと思います。
α607KX は 607 シリーズとしては異端路線ということになりそうですが、 NM-LAPT というトランジスターを使いながら、旧MOS の音をどこまで再現できるかという実験的モデルではなかったのでしょうか。
また元の路線に戻したということは反発が大きかったのでしょう。
その実験は 607 ではなく、707 か 907 でやるべきだったのかもしれません(あるいはやったのかも)。
α707XR が 707 らしくなくパワー感にあふれているように思えるのはその反動かもしれませんね。
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