ONKYO プリメインアンプ A-909 到着
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最終更新日:2022/04/17
オーディオ
ヤフオクで 1600円(+送料1200円)で落札。
さきほど到着しました。
ONKYO のハイコンポ(高級オーディオコンポ)の INTEC 205 のアンプ部です。
INTEC 205 の 205 は横幅(mm)からとっています。アンプ以外のコンポーネントも横幅が同じなんですね。
単体売りもされていて、1997年当時 36750円だったそうな。
だいたいのオーディオ機器は内部の部品代は定価の 5% くらいだろうと思っているので、5% 未満で落とせたのはラッキーです(たとえ動かなくても納得できる)。
プロセッサーインとプロセッサーアウトとを繋ぐジャンパーが欠品していましたが、RCAケーブル(百均で調達できます)で繋ぐとちゃんと動作しました。
この手のアンプはこのジャンパーが欠品しているために「音が出ない」と書かれてジャンク扱いになっているケースがよくあります。
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INTEC 205 のアンプ部は3世代以上数種あるようですが、これは初代です。
初代と二代目まではアナログアンプ、三代目以降はデジタルアンプです。
でもこれが一番大きな出力コンデンサ(4700μF)を積んでいるようですね。
- ONKYO のデジタルアンプは持っている(A-973)ので、今回は最初からアナログアンプ狙いでした。
- ONKYO のアナログアンプは過去に Integra A-817GT を持っていました。照明の色が好きでしたが、音はいまひとつ冴えない印象だったので手放しました。
- 二代目、三代目は新機能を追加する分、どこか基本的なところを手抜きしていると考えてまず間違いありません。特に値段据え置きの場合。
さて、この A-909 ですが、アコーティック プレゼンスという機能がついており、3段階の味付けができます(二代目からは2段階に削減?)。
昔流行したラウドネスと同じようなもので、低音を増強するようです。
これがないと A-817GT のような整った音の印象ですが、これがあると 俄然メリハリがついていい感じです。551の肉まんのようですね。
幅205x高さ91x奥行302mmなので、普段使っている SANSUI AU-X111 MOS VINTAGE(幅450x高さ176x奥行486mm)の 1/7 の体積しかありません。
小さいことはいいことだ。
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入力はすべてアナログで、CD、Tuner、Line1、Line2、Tape、MD と6系統もあります。
出力は Tape、MD で、これはボリュームを通らない固定出力(ボリューム付きのアンプ内蔵サブウーファーも繋げます)。
スピーカー端子はバナナプラグ対応。
プロセッサーインとプロセッサーアウトの端子はふだんは直結しています。これは間にグラフィックイコライザーなどを繋ぐためのものですが、A-909 のパワーアンプ部などが壊れた場合、プロセッサーアウトに別のパワーアンプを繋いで使うことができます。
もちろん壊れていない場合も好きなパワーアンプを繋いで、本機をプリアンプのように使うこともできるのです。
Tape、MD出力はどちらも常時出ているようなので、別のボリューム付きアンプをそれぞれ繋いで複数のスピーカーのマルチ駆動もできる・・・まあ、そんな使い方は普通しませんが。
結構多彩な機能を持った便利デバイスということです。
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他社(ケンウッドやパイオニア)のハイコンポのアンプはトロイダルコアのトランスや出力素子の違いでマニア心をくすぐるものが多いですが、これは普通のトランス、出力トランジスターのようで、特に回路的には特徴はないようです。
そのためあまり人気はないようで中古価格も高くありません(安くゲットするチャンス!)が、よく売れたわけではないのか出物は少なめですね。
サイズを考えれば十分な高音質、高機能と思います。
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