散見する?散見される?
散見する?
画像診断の所見で「嚢胞を散見します」という記述を見ることがあります。
明治製薬の文豪もこういう使い方をしていたという指摘があります。
「散見する」とは「ちら見をする」ということではありません。
「散在しているのを見る」ということです。
主語=Subject=「S」、対象=Object=「O」とすると、
「O」が散在する光景を「S」が見る。
つまり、「S」が意識して「散見」できるわけではないのです。
「オレは嚢胞を散見するぞ」と言っても嚢胞が散在していなければ、「散見する」ことはできないのです。
もともと「S」の存在は希薄です。
じゃあ、「O」が散在する、その光景が見られる(受け身)として、「S」(診断者)の存在を消してしまえばいいでしょう。
「「O」が散見されます」とすればいいわけで、「散見する」という他動詞は主に受動態で使うことにすればいいのです。
「嚢胞を散見します」→「嚢胞が散見されます」と私はこれからも書きたいと思います。
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