SHARP 1ビットデジタルシステム SD-GX1
公開日:
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最終更新日:2016/08/22
オーディオ
前回の記事「SHARP 1ビットデジタルシステム SD-CX9-S」でも書いたシャープの 1ビットデジタルのシステムコンポですが、じつはもう一台 SD-GX1 というのを落札。
510円+消費税40円 でした。
今度はスピーカー付き。
安かったのは、
- CD ディスクを読み込みませんでした。
- MD 再生/スキップ/停止できました。
- カセット 動きませんでした。
- FMは受信しましたが、AMは受信できませんでした。
という不具合だから。
でも欲しいのは 1ビットデジタル(PDM方式)のアンプ部分ですから。
外部入力はできましたので、パイオニアの DVD プレーヤーに CD をセットして鳴らしてみました。
付属のスピーカーはそこそこの音でしたので、SD-CX9 のときと同じく KENWOOD LS-VH7 に繋ぐと あら不思議。
普通のアンプでは低音ドロンドロンの LS-VH7 が 150%の力を発揮します。
ベースの指の位置までわかります。
ウソだろ。
ミニコンポ用のアンプは低音を持ち上げていることも多いのですが、単に持ち上げただけではこのスピーカーはコモリが増強されてしまうはずです。
とにかく、低音の分解能が格段に上がっています。もちろん高音の分解能もバツグンです。
ほんとうに今まで聴いたことのない音です。
TA2020 の PWM方式のデジタルアンプを最初に聴いたとき以上の衝撃です。
*
SD-GX1 でググってみると、次のような記事を発見。
これによると、ラジカセ、ミニコンポ、ちゃんとしたステレオセットのそれぞれに 低音モリモリドッカンのあの 「ツァラトゥストラはかく語りき」 の冒頭部分を入力して、スピーカーからの音をスペアナで解析したそうです。
ミニコンポとしてサンヨーの SANYO DC-D1 と本機種(シャープ SD-GX1)がセレクトされています。
SANYO DC-D1 は哀しいかな、ラジカセと同程度。
で、本機 SD-GX1がヤマハのミニスピーカー NS-E400(生産完了品 e-bay で 168ドル) との組合せで 40Hz の重低音をモリモリ出して著者を驚かせていました。
NS-E400 が良すぎるってことはないでしょう。小さなスピーカーですし。
この結果を見るとやはりアンプで低音を持ち上げているのかなと思いますが・・・
とにかく 1ビットデジタルアンプの魔力と思います。
こうなるとそう遠くないうちに、Nmode の現行 1ビットデジタルアンプ X-PW1 を買う羽目になるのではないかと思います。
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