イタリア全土で封鎖へ
公開日:
:
最終更新日:2020/03/11
医療
新型コロナウィルスの感染者が世界2位になってしまったイタリアが本日から全土で封鎖状態になっています。
9172人と感染者数が多いのは、キット検査を無料で手当りしだいに行ったからでしょうが、キスやハグが習慣になっている(そう言えば、マフィアの死の接吻も有名)国なのでそれが災いしているのでしょう。
それより死亡者の数が 463と多いことが問題です。
もともと高齢者の割合が日本に次いで2位の国で持病持ちが多いことも影響しているのでしょう。
感染者を重症者も軽症者も医療施設に入れたので医療崩壊を起こし、もともと別の疾患での重症者を病院から追い出してベッドを開ける末期的な状態になっています。
数年前に病院を大量に整理したツケでもあります。
死者が多いのはこれ(医療崩壊)が最大の原因でしょう。
*
以前(2020年1月31日)クルーズ船「コスタ・スメラルダ」号の乗客を全員開放したのがことの発端だったのかな。それとも北部にあるチャイナタウンが最大の原因だったのか。
こう考えると、イタリアにまだ感染がない(チャイナでのみ報告)時期にイタリアの音楽学校からアジア人留学生が追い出されたのは、学生にとってはむしろよかったと言えるかもしれません。
*
日本でも症状のないおそらく健康な人までが毎日マスクを取り替えるので、ほんとうに必要な人にマスクが行き渡らない「マスク崩壊」状態になっています。
健康な人はマスクの消費を極力抑えましょう。アルコールを吹きかけていればかなり長く使えます。
###
関連記事
-
-
脊椎脊髄ジャーナル 2013 April 脊椎脊髄の解剖と疾患
脊椎脊髄ジャーナル 26巻4号 (2013年03月28日発売) 出版社名:三輪書店 ★★
-
-
大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す / 久坂部 羊
大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)久坂部 羊 幻冬舎 20
-
-
医療崩壊の真実 / 勝又 健一
医療崩壊の真実 (アスキー新書)勝又 健一 アスキー・メディアワークス 2009
-
-
画像診断管理加算バブルの終焉 テラークへの影響 (2)
* 画像診断管理加算バブル崩壊が起きた今春からだいぶ経ちました。 まだ密かに抜け道を模索して
-
-
足踏み車椅子 画期的なリハビリ用具
* 昨日TVで観て感動したのは 足こぎ車椅子。 脳卒中で半身麻痺(片マヒ)になった人のリハビ
-
-
covid-19 PCR検査の感度問題
米国内科学会の雑誌に載った論文(Ann Intern Med. May 13, 2020.)
-
-
古舘伊知郎 報道ステーションで「薬価は医師が決めている」?
ZMapp というエボラ出血熱の特効薬 ZMapp というエボラ出血熱の特効薬がかなり効果があ






