S.M.S.L SA300 というデジタルアンプと 3Dサブウーファー
公開日:
:
最終更新日:2022/03/26
オーディオ
★★★★☆
以前の記事「S.M.S.L SA300 デジタルアンプ注文」で書いたアンプですが、到着後ちょっと使ってみて放置していました。
2ch のステレオアンプです。
一番のウリはデジタルアンプIC がインフィニオン製の「MA12070」であること。
最新のチップですね。ドライバーまでを1チップ化しているようで最終出力段は外付けにしてあるようです。小型なのに 80W+80W の大出力。
音は申し分のないもの。
少し冷たすぎると感じる人もいるかもしれませんが、欠点がほとんどないと思います。
*
3Dウーファー用の出力端子も有していますが、増幅前の信号が出力されるだけですから、3Dサブウーファーを駆動するには別のアンプが必要です。
「アンプを内蔵していないサブウーファーを繋いだが音が出ない」と言っているユーザーがいましたが、このアンプはサブウーファー用のアンプは内蔵していません。
もし内蔵していたら「2+1チャンネル」とか「2.1チャンネル」とか記載するでしょうし、出力端子も RCA でなくスピーカーケーブル用の端子になっているはずですからね。
*
3Dサブウーファー駆動用のアンプにはボリュームは必須ですが、それ以外にクロスオーバー(ハイカット)周波数を連続可変させるものが必要です。
ネットワークとかチャンネルデバイダとかですね。
そういうものがないとメインのスピーカーとうまく音がつながらないですからね。
最近の 3Dサブウーファーはアンプ内蔵で、クロスオーバー(ハイカット)周波数を連続可変できるものがほとんどです。
位相反転スイッチがあるものもありますが、必ずしもなくてもいいでしょう(置き場所で調整できるから)。
*
昔 BOSE のスーパーウーファーを使っていましたが、アンプ内蔵ではなかった(ハイカットフィルタのみ)ので、メインのスピーカーを交換するとなかなか音がうまく繋がりませんでした。
アンプとグラフィックイコライザーを使って調整していましたが、アンプ付きサブウーファーに買い替えたらラクに繋がるようになりました。
ということで、サブウーファーを購入するときはアンプ付きでクロスオーバー周波数可変機能付きのものを求めるようにしてください。それ以外は買っては後悔します。
関連記事
###
関連記事
-
-
DALI スピーカー ZENSOR 1 ブラックアッシュ
DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ブラックアッシュ ZENSO
-
-
Monacor SPM100-8 をバックロードホーン箱に移植
コイズミ無線で 1個 3032円で購入した Monacor というドイツのメーカーの 10cmユニッ
-
-
KENWOOD A-1001 動いた
KENWOOD のミニコンポ(一時期はハイコンポとも呼ばれた )のブランド名である K's
-
-
Dynavox LY401F 4インチフルレンジをバックロードホーンにセット
イタリアのブランド Dynavox(ディナヴォックス) の 10センチフルレンジスピーカーユ
-
-
LXA-OT1再販 6/30 まで
雑誌 Stereo の 2012年1月号の付録小型デジタルアンプ「LXA-OT1」の再販がひ
-
-
KEF Cresta2 ご到着
KEF Cresta2 をヤフオクで落としました。 13000円と少々お高かった。なにせ 12
-
-
KORG DS-DAC-10R 買おうかな
買おうかなと思って、まだ迷っているのが本機。 USB-DAC として高機能なので買って
-
-
スピーカーの低音について
私はチェロの曲が好きなので、スピーカーを作るときはチェロの最低音の 65Hzまでの再生を一応の目標と
-
-
Victor SX-7 の思い出
1973年に日本ビクターから売り出された 幅355x高さ635x奥行322mmの密閉型スピー
-
-
STEREO誌2016年8月号付録 FOSTEX M800 バックロードホーン
ずいぶん前に作った Stereo誌の付録のアルミニウム振動板ユニット採用のバックロードホーン