Monacor SPM100-8 をバックロードホーン箱に移植
公開日:
:
最終更新日:2020/07/16
オーディオ
コイズミ無線で 1個 3032円で購入した Monacor というドイツのメーカーの 10cmユニット SPM100-8 はバスレフ箱に入れたのですが、優等生的な音で今ひとつ冴えません。
>内容積 14リットル、ダクト共振周波数 58Hz のバスレフ箱に Monacor SPM100-8 を装着

どこが悪いという感じはないのですが、どこがいいかと訊かれると困るんですね。
良くも悪くも特徴がない。
スピーカーは無色透明で味付けのないのがベストという人はこれでいいのでしょうが、私は欠点が多くてもこれは他にはないという一点重視タイプのクセのあるスピーカーが好きなんです。
で、FE107E を入れていたバックロードホーン箱に Monacor SPM100-8 を入れてみました。
この箱はヤフオクで新品を 3800円で落札・・・junichitanzawa さん作のものです。10cmユニット用にしてはやや小さめの箱です。
材質は MDF(板厚 9mm)で、サイズは 125mm幅×375mm高×224mm奥行。
バッフル開口径 93mm。
ホーン長は 1.2m ほどと思います。ということは(バックロードですが)共鳴管的に 70Hz あたりが増強されそうです。
FE107E は高域に魅力があるが、低音は 200Hz から下行してしまう低音の出ないユニットです(↓)。

これでは 70Hz付近 を増強しても 100-200Hzの低音感に重要な音域を増強することはできなかったわけですね。
空気室の容量を減らすともう少しなんとかなるかもしれませんが、ユニットの低域再生能力が非力なので難しそう。
SPM100-8 は 90HZ まではフラットで、Fo は 75Hz と明らかに FE107E よりは低音が出ます(↓)。

これなら 70Hz を増強してやればフラットな領域の下限が 70Hzまで伸びてくれそうですね。
で、入れ替えてみました。

空気室の奥行きが 6cmほどしかなく、ギリギリでしたが、なんとか装着。ネジ穴の位置も変更なしでいけました。
音は優等生的な中高音に太い低音が加わって少しワイルドになりました。ベースの最低音は聞き取れませんが、かなり低音感があります。
10cmユニットなので 8cm(Vifa)より楽々音が出て、能率も高いので「やはり 10cmは余裕があるなあ」と感じました。
まあ、そうなると 10cmよりは 12cmがよいでしょうね。でも、箱が大きくなるのが痛い。
16cm以上になるとあまりに低音が充実しすぎて今度はツィーターが欲しくなりますから、10cmか 12cmが一番バランスがとれているでしょう。
関連記事
###
関連記事
-
-
小型の秀作スピーカー S-N701
以前の記事「【ヤフオク】 アンプ A-N701 / スピーカー S-N701 」の続きです。
-
-
SA-S1+G-EX(続き)
SA-S1+G-EX TA2020高級アンプ空芯コイルSP保護リレー付(琥珀)電源付
-
-
180W+180W デジタルアンプ 6390円
180W+180W デジタルアンプ 6390円 昨日お世話になった SP01
-
-
MUSE Audio USB-DAC ヘッドフォンアンプ PCM2704 (2)
MUSE Audio USB-DAC ヘッドフォンアンプ PCM2704 USBケー
-
-
雑誌「無線と実験」という沼
「無線と実験」という雑誌があります。 今年創刊98年の月刊誌ですが、今秋に 1200号が出
-
-
【オーディオ】 部屋の残響調整
今月で第1195号を数える月刊オーディオ誌「無線と実験」のバックナンバーを読んでいると、部屋のクリニ
-
-
KENWOOD A-1001 動いた
KENWOOD のミニコンポ(一時期はハイコンポとも呼ばれた )のブランド名である K's
-
-
新しいスピーカーの構想:CHN-70 のバスレフ
前回製作(と言っても企画しただけ)した Alpair6M+ウォールナット・バスレフボックス(







