スピーカーの低音について
公開日:
:
オーディオ
私はチェロの曲が好きなので、スピーカーを作るときはチェロの最低音の 65Hzまでの再生を一応の目標としています。
高音域は耳の限界のほうが 13KHz どまりなのであまり気にしなくていいのです。
数十年前はフルレンジ(スピーカーユニット1つのみ)ではなかなかそこまで低域が再生できるものはなかったです。必然的に 2ウェイや 3ウェイを選択するしかありません。
フルレンジで低音が出るものはあっても口径が 16cm以上などの大型になって高額かつ箱も巨大なものになってしまっていました。
しかし、最近はマグネットが強力になったために、小さな 10cmフルレンジの、しかも安いものでも 65Hz に十分対応できるものが出てきています。
たとえば> Tangband W4-2142 注文

現状でも 8cm 以下の小型フルレンジでは 65Hzはなかなか苦しいので大きな箱に入れないといけないケースが多いですけどね。
ベース(コントラバス)の最低音 41.25Hz はさすがにスーパーウーファーに任せたくなります。そうでないと箱が大きくなりすぎるからですね。
ピアノの最低音 27.5Hz は私の耳ではほとんど聞こえないためあまり気にしておりません。そもそもそんな曲ほとんどないです。
でも 30-50Hz を聴いてみると気分が悪くなる人もいるのでご注意を。
ということで、ジャズを聴くときベースの最低音にこだわる人、クラシックで大太鼓や大砲、パイプオルガンをじっくり聴きたいときはスーパーウーファー必須。
でもそれ以外なら 10cmフルレンジでもだいたい間に合うようになっているのです、今の時代。
それでも不満足なマニアたち(絶滅危惧種)がいることはいるのですが・・・
###
関連記事
-
-
【ヤフオク】QUAD 77-11L スピーカー落札
Quad(クォード)の名作 11L の初代を落札。 3100円+送料。ずいぶん安かった
-
-
SA-50G-EX 音質(2)
SA-50G-EX は SA-50 という中華アンプの金ピカバージョン。 専用ACアダプタ(2
-
-
AU-α707XR の音出し
* 3ヶ月保証なのであまりあせる必要はありませんが、音が出るかのチェックはすませておこうと
-
-
シャープ1ビットデジタルアンプ SD-AT1000(2)
以前の記事「シャープ1ビットデジタルアンプ SD-AT1000」の続きです。 久々にシ
-
-
MarkAudio 「OM-MF519」向け ダクト付きバックロードホーン型スピーカーボックス落札
今月発売の Ontomo ムックの付録である Mark Audio 製 8cmフルレンジユニ
-
-
セパレート型CDプレーヤーの欺瞞
セパレート型CDプレーヤーというのがあります。 ドライブ部分 と それ以降の部分(オーバーサン
-
-
10cmフルレンジ WP-FL10 すごいかもしれない
「これならできる特選スピーカーユニット 2019年版マークオーディオ編: 特別付録:マークオーディオ
-
-
鳥型バックロードホーンスピーカー「コサギ」
前回の記事「鳥型バックロードホーンスピーカー「コサギ」作りました 」の続きです。 鳴ら
-
-
月刊ステレオ 2018年9月号 いまを生きる長岡鉄男流
stereo (ステレオ) 2018年 09月号 [雑誌] 価格:97






