イーサイトに似たクラウド型遠隔画像診断システム
公開日:
:
最終更新日:2014/04/08
画像診断 クラウド, 遠隔画像診断システム
*
世の中、物わかりの悪い人や文句ばかり言っている人がいないと、改善されません。
世界は分からず屋がいるので進歩しているのだ。
ということで、一人の分からず屋がここでも吠えています。
*
最近、イーサイトのシステムに似たクラウド型遠隔画像診断システムを使っていますが、
- サーバーがもっさりしている
- 患者リストとレポーティングシステムが別枠で表示されるが、Z値が変で、上に重なるウィンドウをクリックしてアクティブにすると後ろに隠れているウインドウが一番上に来てジャマをする
- 画像をロードすると、独自圧縮からのリトリーブが遅い
- レポーティングシステムはコピペ操作でよく固まる
- 参照画像に後から矢印や丸を打てない
- 独自のクリップボード管理をしているのか、コピペで変なものが張り付いたりする
- 過去画像との比較が手間
などのバグや問題点があります。
*
これらはバグというか、開発時にきちんとテスターにハードなテストを行わせたら防げる問題が大半です。
そもそも開発者自身にバグが見つかるわけはない。
もし見つかればそれは「想定内のバグ」。それはバグですらなく、単なるプログラミングミスです。
「想定外のバグ」、つまり本当のバグは開発者以外の人物(プロのテスターなど)しか見つけられません。
普通のソフトウェア業界ならあたりまえの工程ですが、医療業界ではなぜか発売前にきちんとテストされていないものが多いようですね。
実際のユーザー(つまり読影医)の意見すらも聞かずに作っているところもあるようですから。
*
上記のクラウドシステムは使っていると、怒りがふつふつとこみ上げて来て、書こうと思っていた所見を忘れてしまうことがしばしば。
モチベーションがどんどん下がってきて、生産性を阻害すること、この上なし。
あ、まだ上(というか下)があったか・・・Y社のやつね。
*
イーサイトのシステムは上のような「バグ」はありませんので、ご安心を。
イーサイトのシステムについてはこちら⇒遠隔読影の概要 – イーサイトヘルスケア株式会社
###
関連記事
-
-
所見の書き方 コンテクストについて
肺野では下葉背側に淡い濃度上昇が見られ、重力効果などを疑います。 縦隔・胸壁には特に異常は
-
-
放射線科読影医の報酬
放射線科の仕事量は数十倍のオーダーで増えています 私が卒業した四半世紀前は MRI はまだ世になく
-
-
さあ、雑誌でも買うかぁ
仕事中ですが、今日は少ないですねえ。 今から医学雑誌を買い漁ります。 Amazon は最近す
-
-
参照画像のアノーテーション
* なんのこっちゃ とお思いの方はとばしてね。 画像診断の報告書を作成するときに、画像の一部
-
-
テラーク関連遠隔画像診断の年末年始予定
* 顧客の方には契約会社からそれぞれ通知がいくかと思いますが、 12/29(土)~1/3(木
-
-
組織なんて作ればいいじゃん
* ストレス抱えて、居心地の悪い組織で我慢するより、 自分の好きな組織をゼロから作ればいいじゃ
-
-
視床は基底核ではありません
諸説あれど、一般的には・・・ 狭義の大脳基底核=被殻、尾状核、淡蒼球 広義の大脳基底核=
-
-
医知悟 java7 非対応
* 医知悟という遠隔画像診断システムは Java をビューワーとレポーティングシステムとで使ってい







Comment
[…] 以前こいつの悪口をさんざん書きましたが、今日も書いてしまいます。 […]