大学病院の高度医療
*
昔のとある大学病院の話。
外科のQ先生、あちこちの病院で「手術はできません」と言われた患者の手術をしてくれるというので、名医と慕われて遠方からも患者が来院。
手のつけられないほど広がった癌病巣をすべて取る「超」拡大手術を行うのですね。
こういった患者は 画像診断でわかる転移巣以外にも全身に癌病巣が広がっているので、どんな手術をしても癌のすべてを取ることはできないのです。
つまり、手術適応がない。 というか、手術をすることでかえって余命を縮めてしまうのです。
*
実際、Q先生の手にかかると回復室で意識の回復しないまま(「麻酔が覚めない」と婉曲的に麻酔医のせいかもと思わせる表現が使われることも・・・) お亡くなりになったケースが多かったようです。
最悪の場合、手術中に亡くなる、と。
口の悪い同僚は「生体解剖じゃないか」と言っている人もいたようです(思っている人はもっと多かった)。
でも患者の家族は 「これだけしてくれて、だめだったのだから」 と納得されていたようです。感謝さえする家族もあったとか。
*
このQ先生、ついに大学病院におれなくなり、ある県立病院に出されました。
そこでも同じ医療をして同じ結果が出たわけですが、それからが違いました。
訴訟沙汰になったのです。
大学病院の医療は高度だから許された、というのは間違っていますね。医療内容は同じだから。
大学病院では患者や家族の「勘違い」が高度だったということでしょう。
*
最近は様変わりして、大学病院でも容赦なく訴訟されることが多くなりました。
喜んでいいのか悪いのか。
###
関連記事
-
-
久々の非クラウド遠隔画像診断システム
高槻遠隔画像診断センターで新しい仕事が始まりました。 今てんやわんやです。 非クラウドシステム
-
-
テラーク関連遠隔画像診断の年末年始予定
* 顧客の方には契約会社からそれぞれ通知がいくかと思いますが、 12/29(土)~1/3(木
-
-
イーサイトのシステムの利点(1)
* また、このネタか、と言われる人も多いでしょうが、 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システ
-
-
個人ベースの遠隔画像診断[2] / 専用システムを使う場合
「個人ベースの遠隔画像診断」という記事で、 お金のかからない遠隔画像診断法をご紹介しました。
-
-
個人で非常勤遠隔画像診断
* ちょっとヤバいタイトル(?)ですが、ちょっと前に、個人で遠隔画像診断を始めるにあたりお悩み
-
-
遠隔画像診断は遠隔地画像診断である
* 今回の画像診断管理加算問題を見ると厚生省の考えは、 画像診断管理加算1は常勤画像診
-
-
側頭筋付着部付近の線状の骨化?(2)
前回の記事「側頭筋付着部付近の線状の骨化?」の続きです。 たまたま付属していた前額断を見る
-
-
遠隔画像診断ニュース始めました
* * * * * * またまた新しいホームページ始めました。 遠隔画像






