師匠がいないと支障がある
公開日:
:
画像診断
*
以前の記事「優れたプロスポーツ選手は兄か姉がいる 」でも書きましたが、人間ってのは目標がないと、あっちにブラブラ、こっちにブラブラウン運動 となってしまい、何事も成し遂げることはできません。
お手本となる人物がいるってことは、何事も変えられない強い推進力となります。
身近に、できれば四六時中、お手本がいるような環境が望ましいというわけです。
だから、芸能や職能では弟子入りして師匠の一挙手一投足を盗んで精進するわけですよね。
それなくしては一人前になれない。
*
ということで、どうしようもない場合は私淑という形でもいいので、とにかく師匠(メンター)を持つことです。メンタマーの師匠は西川キヨシですが。
師匠のそばに毎日いると、
- 目標が定まる
- コツとワザがすぐに得られる
という、圧倒的なメリットが得られるわけです。
師匠がいない環境でいくら頑張っても人生のムダなのかもしれません。
*
前にも書きましたが、私の場合は京大の放射線科に入局したときに西村一雅先生を見たのが大きいです。
ミラクルマジックな画像診断でした。
そのときにすごい目標ができたわけです。
もしあのときに医局に先生がおられなかったら、今頃は非常に低レベルの診断医にしかなれなかったでしょう(今が高レベルというわけではありませんが)。
低レベルなんだけど低レベルであることを自覚すらせずに、自意識だけ過剰な診断医になっていたかもしれません。自意識高レベル廃棄物に。
*
で、あなたにはすごい師匠がおられますか?
いないのであれば、探す努力をしておられますか?
関連記事
###
関連記事
-
-
参照画像のアノーテーション
* なんのこっちゃ とお思いの方はとばしてね。 画像診断の報告書を作成するときに、画像の一部
-
-
参照画像の意味を知っているのかい
* うちのお客様の話ではなく、よその話ですが・・・ 画像診断レポートに参照画像をつけて、文章
-
-
The iliac wing sign / 骨盤外傷のサイン
T2WI 前額断像[/caption] 上の画像は左恥骨体部骨折の症例の急性期の T
-
-
地方の中核病院の画像診断における医療崩壊
以前の記事(⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合)では、
-
-
医知悟は Linux では使えない
* 高槻でいつも読影に使っているサブマシン(Windows7 マシン;Vostro)が先週金曜
-
-
遠隔画像診断システムの選び方
* ご自分で遠隔画像診断プロバイダを立ち上げるにしろ、どこかの会社に雇われて自宅で読影にするに