自信がないので独立しない?
*
この前のテラークの飲み会での話題。
実力のある人や、病院では十分力を発揮できないで悩んでいる人とかに 「独立したら」 と言うと、
自信がないので独立しない
という答えがよく返ってくるという話が出ました。
*
自信はないのに勤務医はやってもいいのか?
それは患者や病院に対して申し訳ないことではないのか?
そもそもあんた専門医の資格まで持っているのになんで自信がないのか?
*
専門医の資格が実力を現すものではないから
というツッコミはさておき、自信がないからと言って今の病院で決められた仕事(我々からすると少なすぎる人が多い)をしていて、自信がつくようになるのかというと疑問ですね。
*
単一臓器専門の人はさておき、どの分野も診断できる実力を保つためには1日最低40件くらいは所見をつけないと、忘れるもののほうが多すぎますよね。
勤務先の病院で 20件くらいしか所見をつけてないといつまでたっても伸びません。というかへたをすると実力は落ちていく一方・・・
量が質を担保する
というのはどんな職人の世界にも言えることです。
###
関連記事
-
若手整形外科医のための画像診断-症例から学ぶ治療診断の立て方 (「関節外科」2013年 04月号増刊)
関節外科基礎と臨床増刊 若手整形外科医のための画像診断-症例から学ぶ治療診断の立
-
最低の遠隔画像診断システム
以前ここでひどい遠隔画像診断システムと評した PS●社のシステムですが、今週に入ってかなりのレスポ
-
遠隔画像診断システムの選び方
* ご自分で遠隔画像診断プロバイダを立ち上げるにしろ、どこかの会社に雇われて自宅で読影にするに
-
非クラウド型遠隔画像診断のクラウド化
* 全く違うものだと思っておられる方も多いでしょうが、じつは非クラウド型とクラウド型ってのはそ
-
もう非クラウド型遠隔画像診断は使いたくない・・・その理由
* もう時効かな、と思うので書きます。 * ちあきなおみではないが、あれは数年前・・・、私
-
遠隔画像診断料(保険における診療報酬)
質問が多いので解説しておきます(画像診断管理加算とは違うのですが、少し関連しているので混同しやす
-
遠隔画像診断事業 売上を3倍伸ばした私の方法
* タイトルはちょっと煽ってみました。^^; 答えはここにも⇒ 日中救急症例を受けられる体制
- PREV
- 立体音響で聴く せせらぎ
- NEXT
- プロバンスの森