COOL JAZZ COLLECTION 20 Ella Fitzgerald
公開日:
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最終更新日:2020/06/02
音楽
★★★☆☆
ディアゴスティーニから出ていた CD付き雑誌のクールジャズコレクション(2011年3月15日完結)の1枚。
この第20巻はヴォーカルのエラ・フィッツジェラルドでした。
1曲目はあの「マック・ザ・ナイフ」。
ナイフの殺し屋マックの歌なのですが、最初はどうしてこんな呑気で脳天気な歌が殺し屋の歌なのかと思っていたら、NHK の名曲アルバムでワイル作曲の「“三文オペラ”から“モリタート”」を聴き、同じ曲だと気づいたのでした。
ブレヒトの戯曲「三文オペラ」の主人公がナイフの殺し屋マッッキーで、この曲を作曲したのはクルト・ワイル。モリタートはドイツ語で「殺人者」の意味。
堅物のドイツ人がよくこんな明るい曲にしたなと感心しました。
これを英語に翻訳して「マック・ザ・ナイフ」としてアメリカで流行らせたのがルイ・アームストロングで、エラもこれを持ち歌にしたのでした。
マック・ザ・ナイフ(ナイフ使いのマック)はジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)あたりからヒントを得て名付けたのでしょうか。
日本でも「匕首マック」として美空ひばりなどが歌ったのでした。
それにしても脳天気なドイツ人め。面白すぎるじゃないか。
曲目リスト
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