日別アーカイブ: 2015年9月10日

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書) / 上念 司

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書) デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)
上念 司
光文社 2010-01-16
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★★★★☆(すんばらしい)

上念司の本です。

デフレのいいところなんて全く無いことを丁寧に解説しています。

この本を読むとデフレ肯定論ではなくなるはずです。

デフレと円高

自分の国だけデフレですと、それだけですべての通貨で円高となってしまうのはあたりまえ。

円高のいいところもほとんど無いので、デフレと円高の両方のダブルパンチは非常に困ります。

デフレと円高のダブルパンチを避けるのに、為替介入でなんとかしようとするのは非効率的で、デフレを解消すれば両者が収まります。

デフレ解消の手段

デフレの解消にはある一つのことをすればいいのです。

すなわち日銀がお札を刷って政府が新発行した国債を買うだけ。

これでお金の価値が下がり、モノの値段が上昇して好景気になっていきます。

ただそれだけ。

ハイパーインフレーションは来ない

ハイパーインフレーションはアメリカの学者であるフィリップ・ケーガンの定義によると「インフレ率が毎月50%を超えること」とされています。

毎月50%は年利換算で 13000% です。

p123 では「今年100円だったジュースが翌年130万円」と書いてありますが、13000% は 130倍なので 1万3000円ですね。

第二次世界大戦直後の日本では生産設備が 8割減となり、モノ不足ですごいインフレに襲われました。

でもたったの年率 60%程度。

現在の日本のように供給過剰の状態ではいくらお金を刷ってもなかなかインフレになりませんし、まして年率 13000%にはなりっこありません。

どんどんお金を刷りましょう。

消費性向は滅びない

日本人はすでに成熟して、欲しいものはそんなになくなったので消費が伸びないという人がいますが、これにも反論しています。

毎月余裕のお金がもらえるとしたら最初は貯蓄するだろうが、そのうち「ちょっとは使ってもいいかな」と考える人が多いはず、と。

つまり貧しくなったので使わなくなっただけに過ぎないのですね。この前のミニマリストも同じ。

毎月たとえば1ヶ月しか期限のない金券を 10万円分もらったら、だれでも 10万円使うでしょう。

ふるさと納税が最大 50万円できるとしたらその年のうちに 50万円分使うでしょう。

要するにお金が使える状態になればモノを買うわけですね。

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台風による洪水と車の被害

関東や東海で台風による洪水が発生しているようで、被害を受けた方はたいへん残念なことでした。

今朝の TV でトラックの運転手(若いニイチャン)が

「ラジエーターが水圧で壊れて動かなくなった」

と断言していましたが、100cm くらい水に浸かっても 0.08気圧分しか圧力は増えません。

普段の 1気圧が 1.08気圧になったくらいでラジエーターが壊れるのでしょうか。

もしそうなら走行中の風圧で壊れるはず。

おそらく吸気口が水に浸かったか電気系統が濡れてだめになったかでしょう。

吸気口と排気口を天井付近に伸ばし、絶縁をきちんとすればこういう車も作れます。

擬似水陸両用車(いすゞ製)

手前のオネエチャンあきれて笑ってますね。

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