日別アーカイブ: 2015年9月20日

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書) / 上念 司

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書) 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)
上念 司
光文社 2012-11-16
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★★★★☆

またまた上念本です。

今回はいつもの経済評論家に加え、国防評論家っぽいネタを前面に押し出しています。

日本経済がデフレになったのは”敵”の陰謀にあるものとして論を組み立てています。

この”敵”は日銀、●日新聞、政治家(田中-竹下-橋本ライン、野党)などを想定しておられます。

「陰謀はあるのか」じゃなくて「あったらどうするか」

陰謀のない世界はないですが、その陰謀が 100%うまく発動しているとは限りません。

たまたま発動していないからといって、ないとは言えないのです。

「陰謀論はすべて荒唐無稽」という人がいますが、ありうることとして対策を立てておかないと、本当だった場合に「想定外」と言い訳するしかできないことになりかねません。

共産主義の同調者たち

旧ソ連の大物スパイだったコワレンコ氏の暴露本では、朝日新聞がソ連の中央機関紙「プラウダ」との間で提携するとの密約を結んだと書いてあります。

1995年に時効でやっと公開されたアメリカの機密文書「ヴェノナ文書」では戦争当時のルーズベルト政権内には300人近いソ連のスパイが入り込んでいたということです。

以上はこの本に書いてあります。

300人とは多いですね。赤狩りしたはずなのに。

まあ、現在の韓国国内(しかも権力中枢やマスコミ)にいる北朝鮮スパイの数よりは 1桁少ないですが。

バカが乗せられやすいドグマ

政治思想について「設計主義」「エリート無謬説」、「農本主義」、経済について「重商主義」「技術立国幻想」、「資本収支幻想」、「財政均衡主義」、「通貨高=国力幻想」。

これらの間違いをこの本では説明してくれていますので、これらに洗脳されて陰謀の片棒をかつぐおそれがなくなります。

変なセールスにひっかからないようになるかもしれません。

レッテルにだまされないように

批判したい相手にこちらの都合のよいレッテル(ほとんど虚偽)を貼り、それを攻撃するというのは、スパイがバカを洗脳する手段の一つです。

今回も共産党が「戦争法案」とレッテルを貼ってそれを攻撃していましたね。「戦争のリスクを下げる法案」なんですが。

共産党自体がリンチ殺人犯Mが作った政党(M本人は否定していたが、のちにM側近だったHが曝露・・・故ハマコーさんも「Mは人殺し」と集議院予算委員会で叫んだ)なので、「共産党は殺人犯の作った政党」とレッテル(この場合は真実)を貼られてもしかたがない立場なんですけどね。

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韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) / 宮脇 淳子

韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書) 韓流時代劇と朝鮮史の真実 (扶桑社新書)
宮脇 淳子
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★★★★★(爽快感)

モンゴルをはじめ東アジアがご専門の歴史史家 宮脇淳子先生の韓国時代劇に対する時代考証の本。

宮脇淳子先生の Youtube の歴史講座は魂が入っていてしかも面白いのでおすすめです。

韓国の歴史ドラマは李朝以外の時代のものは資料がほとんどないのでほぼ 100% ファンタジー。

『朱豪』や『善徳女王』、『広開土王』などがそれにあたります。

『太王四神記』は 200%かな。^^

なにも知識がないと韓国人も日本人も「こんな立派な歴史があったのか」と思わされてしまうのでご注意。

どこがどのようにおかしいかを、宮脇先生は痛快無比なメッタ斬りで論駁されています。

たとえばチャングム。

チャングム

チャングムという人物については、歴史書『李朝実録』における記述は 10箇所。

『李朝実録』は 1967巻もあるのに、そのうちたった10箇所で数行のみ。

名前しか出てこない身分の低い医女を主人公に壮大なホラ話を作ったものです。

  • 前身が料理人だったという話はすべてウソ。
  • サムゲタンも当時はまだなかった。
  • チェジュ島に流されたのもウソ。
  • 最後に高い位を与えられたというのもウソ。

まあ、それ以外もほとんどウソだらけなわけですが。

想像力はすごいな、と思いますけど。

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