月蝕島の魔物 / 田中 芳樹

月蝕島の魔物 (ミステリーYA!) 月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)

田中 芳樹

理論社 2007-07

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★★☆☆☆

田中芳樹のヴィクトリア朝怪奇冒険譚三部作の第一作。

自転地球儀世界シリーズや『ラインの虜囚』、『バルト海の復讐』路線でしょうか。

あと、『カルパチア綺想曲』、『アップフェルラント物語』もあったね。ああいうジュブナイル小説といった感じです。

ブックオフで105円だったので買ってしまった。

*

スコットランド近くにある月蝕島の沖で氷山に閉じ込められた謎の帆船(スペイン無敵艦隊の一隻)が発見されたということで、冴えない主人公(ニーダム青年)とその姪メープルが事件に巻き込まれていくという話。

ディケンズとアンデルセンが登場しますが、事実として実際にアンデルセンがディケンズ宅に滞在していたことがあるようで、それが物語の背景になっています。

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謎の怪物が出てくるストーリーはまあ置いておいて・・・当時のイギリスの社会がよくわかるところが面白い。

資本家階級の勃興、アヘン戦争の背景、女性の社会進出に対する偏見など・・・

まあ、ネタがまあまあおもしろいのですが、ストーリーは子供向けなので、いい大人がしいて読む必要はありません。

やっぱり田中さんは中国モノかな。

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