MACDのマルチタイムフレームシステム(FX自動売買プログラム)
公開日:
:
マネー
ある本に載っていたある人の売買法をプログラムにして自動売買してみました。
長期の時間足と日足を見て、上昇トレンドの際には MACD とシグナル線とのゴールデンクロスを買いサインにするというものです(売りサインはこの真逆)。
手仕舞いは MACDとシグナル線が反転したときというもの。
長期の時間足と日足における上昇トレンドの判定にも MACD が使えますから、MACD をトリプルフレームで使えばいいとひらめきました。
ということで、MACDシステムのマルチタイムフレーム化を試してみたことになります。
3つの時間足の異なる MACD のパラメーターは汎用性のあるもので統一しました(ここを変えた方がいいのかもしれません)。
で、プログラム(後述)ができあがり、いろんな通貨の 5分足、15分足、30分足、1時間足で試しましたが、どれもかんばしくありません。
移動平均線のクロスという基本ロジックの限界でしょう。
同じロジックの「シングルタイムフレームでパラメーターを変えた3種類のMACDで構成した」マックトリプルバーガーシステムにも勝てていません。
マックトリプルバーガーシステムもオーバーフィッティングであることは変わりないので、根本的に異なるシステムを解発する法がいいでしょう。
現在、「未来予測システム」と「簡略化MarketForceシステム」と「フィボナッチピボットシステム」を研究中です。
プログラムソース
// // yasciiMACD_MTF15_1.mq4 // //マジックナンバーの定義 #define MAGIC 42571 //パラメーターの設定// extern double Lots = 1.0; //取引ロット数 extern int Slip = 10; //許容スリッページ数(pips) extern string Comments = ""; //コメント extern int Fast_EMA_Period = 12; extern int Slow_EMA_Period = 26; extern int Signal_Period = 9; extern double ILC = 80 ; // extern double TP = 110 ; //変数の設定// int Ticket_L = 0; //買い注文の結果をキャッチする変数 int Ticket_S = 0; //売り注文の結果をキャッチする変数 int Exit_L = 0; //買いポジションの決済注文の結果をキャッチする変数 int Exit_S = 0; //売りポジションの決済注文の結果をキャッチする変数 int OS1 ; int OS2 ; double MACD_MAIN1_1 ; double MACD_SIGN1_1 ; double MACD_Value1_1 ; double MACD_MAIN1_2 ; double MACD_SIGN1_2 ; double MACD_Value1_2 ; double MACD_MAIN1_3 ; double MACD_SIGN1_3 ; double MACD_Value1_3 ; double OOPL; double OOPS; int start() { if (Volume[0]>1 || IsTradeAllowed() == false) return(0) ; MACD_MAIN1_1 = iMACD(NULL, 0, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 1 ); MACD_SIGN1_1 = iMACD(NULL, 0, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_SIGNAL, 1 ); MACD_Value1_1 = MACD_MAIN1_1 - MACD_SIGN1_1 ; MACD_MAIN1_2 = iMACD(NULL, 240, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 1 ); MACD_SIGN1_2 = iMACD(NULL, 240, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_SIGNAL, 1 ); MACD_Value1_2 = MACD_MAIN1_2 - MACD_SIGN1_2 ; MACD_MAIN1_3 = iMACD(NULL, 1440, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 1 ); MACD_SIGN1_3 = iMACD(NULL, 1440, Fast_EMA_Period , Slow_EMA_Period, Signal_Period, PRICE_CLOSE, MODE_SIGNAL, 1 ); MACD_Value1_3 = MACD_MAIN1_3 - MACD_SIGN1_3 ; OS1 = OrderSelect(Ticket_L, SELECT_BY_TICKET); OOPL = OrderOpenPrice(); //買いポジションのエグジット if( ( MACD_Value1_1 <0 || OOPL - ILC*Point >= Close[1] ) // || ( OOPL+TP*Point <= Close[1] )) && ( Ticket_L != 0 && Ticket_L != -1 )) { Exit_L = OrderClose(Ticket_L,Lots,Bid,Slip,Red); if( Exit_L ==1 ) {Ticket_L = 0;} } OS2 = OrderSelect(Ticket_S, SELECT_BY_TICKET); OOPS = OrderOpenPrice(); //売りポジションのエグジット if( (MACD_Value1_1 >0 || OOPS + ILC*Point <= Close[1] ) //|| ( OrderOpenPrice()-TP*Point >= Close[1] )) && ( Ticket_S != 0 && Ticket_S != -1 )) { Exit_S = OrderClose(Ticket_S,Lots,Ask,Slip,Blue); if( Exit_S ==1 ) {Ticket_S = 0;} } //買いエントリー if( MACD_Value1_1 >0 && MACD_MAIN1_2 >0 && MACD_MAIN1_3 >0 && ( Ticket_L == 0 || Ticket_L == -1 ) && ( Ticket_S == 0 || Ticket_S == -1 )) { Ticket_L = OrderSend(Symbol(),OP_BUY,Lots,Ask,Slip,0,0,Comments,MAGIC,0,Yellow); } //売りエントリー if( MACD_Value1_1 <0 && MACD_MAIN1_2 <0 && MACD_MAIN1_3 <0 && ( Ticket_S == 0 || Ticket_S == -1 ) && ( Ticket_L == 0 || Ticket_L == -1 )) { Ticket_S = OrderSend(Symbol(),OP_SELL,Lots,Bid,Slip,0,0,Comments,MAGIC,0,Red); } return(0); }
###
関連記事
-
-
超シンプルな自動売買プログラム(11) 前週の平均値と逆張り(2) 曜日属性
以前の記事「超シンプルな自動売買プログラム(11) 前週の平均値と逆張り」ですが、月曜日に買って
-
-
パウエルのおかげでずいぶん迷惑
いやあ、最近の急な円高には困ったものです。 12/8 に日銀のつぶやきを受けて 6円弱円高
-
-
【FX】なかなかすごいブレイクアウト Inquisition Breakout EA(3)
「【FX】なかなかすごいブレイクアウト Inquisition Breakout EA(2)」の続き
-
-
FXトレード 2014/1/7
FXトレードの記録です。ようやく OANDA にリアル口座を開きました。早ければ来週あたりに実稼
-
-
SBIホールディングス(8473)買いました
一昨日、日本の高配当株としてよく名前が挙がる SBIホールディングスの株を 100株式会社買いました
-
-
【FX】グリッドトレード(グリッド戦略)
グリッドトレード(グリッド戦略)とは株や外為で昔からよくある方法で、相場に対し等間隔の値幅で複数のポ
-
-
【FX】ThreeTrader の Rawゼロ口座を追加で開設
新たな FX口座を開設しようと、候補として TradersTrust という業者を調べていたものの、
-
-
[FX] 2015/5/11 今週の戦略
PC のメモリ不足が露見したのですが、ちょっと忙しくて新しいマシンを用意できず、以前と同じ PC
-
-
いますぐ妻を社長にしなさい / 坂下 仁
いますぐ妻を社長にしなさい 坂下 仁 サンマーク出版 2014-02-19
-
-
GDP は国富増加の指標にならない(2)
「GDP は国富増加の指標にならない」の続きです。 じつは GDP はいくらでも増やせるのです