*

嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書) / 倉山 満

公開日: : 最終更新日:2015/11/12 読書

嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書) 嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)
倉山 満
扶桑社 2012-09-01
売り上げランキング : 15574
Amazonで詳しく見る by G-Tools

★★★★☆(アメリカも歴史捏造)

シニカルな歴史観を有する倉山満の「嘘だらけの」シリーズの1冊。

アメリカ歴史の通説をずばりと否定しているのがおもしろい。

アメリカはもともとヘタレ

ピルグリム・ファーザーズはヨロッパから戦争がイヤで逃げてきたヘタレ。

そのためアメリカは最初は戦争にきわめて弱く、独立運動で本国(イギリス)にボコボコにされますが、ゲリラ戦を何年もしつこく展開して、その結果タナボタで国を作りました。

インディアンを殺して土地を奪い(弱いものには力ずく)、フランスやロシアから領土を金で分けてもらい(強いものにはまかれろ)、ともかくチンピラヤク○のような国であったといいます。

アメリカを理解するには3つの視点が必要とも言っています。

その一、アメリカはバカ!
その二、アメリカはヘタレ!
その三、でも、やるときはやる!

クズばかりの大統領

そして、大統領の評価も面白い。

リンカーンは極悪人、ウィルソンは狂人、ルーズベルトはスパイ、クリントンは破壊者とのこと。

クリントンは意味のない空爆を世界のあちこちで展開したただのアホウということで、ブッシュJr よりも低評価なのが面白いです。

ウィルソンは確かに任期の最後は廃人(脳卒中で)でしたが、狂人であったという評価はこの本でしか見たことがありません。

大統領ではないですが、マッカーサーについても「よくもこんなカスを派遣してきたな」とケチョンケチョン。

なんでこんなしょうもない国に負けたのか(金の力の差でしょうが)がっかりしますが、こうなってしまった以上はうまく利用するにこしたことはありません。

それで平和が守れるのでしょうから。

関連記事

 

###

関連記事

クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書) / 鴻上尚史

  クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書) 鴻

記事を読む

朝日新聞のトンデモ読者投稿

朝日新聞のトンデモ読者投稿 (晋遊舎ムック) 朝南 政昭 晋遊舎 2007-0

記事を読む

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル / 橘 玲

日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 橘 玲 ダイヤモンド社 2

記事を読む

インターネットビジネスマニフェスト完全版 / リッチ・シェフレン (2)

インターネットビジネスマニフェスト完全版 posted with amazle

記事を読む

ラインの虜囚 (ミステリーランド) / 田中 芳樹

ラインの虜囚 (ミステリーランド) 田中 芳樹 講談社 2005-07-07

記事を読む

Web3.0への会議 / サティー・ポッター

Web3.0への会議 サティー・ポッター アイボーイ ゴマブックス 2007-

記事を読む

NISAではじめる株式投資 / 和島英樹 平野憲一 水野文也

  NISAではじめる株式投資 和島 英樹 平野 憲一 水野 文也

記事を読む

日本人はいつ日本が好きになったのか (PHP新書) / 竹田 恒泰

日本人はいつ日本が好きになったのか (PHP新書) 竹田 恒泰 PHP研究所 2

記事を読む

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 / 江上 治

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考 江上 治 経済界 2011-01-2

記事を読む

お金に好かれる極意 (祥伝社新書) / 大村大次郎

お金に好かれる極意 (祥伝社新書) 大村大次郎 祥伝社 2015-06-01

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

外国の飯屋がまずい理由

https://www.youtube.com/watch?v=Dwp

2025年株式投資 簡単すぎる総括

本日で今年の投資は終わりです。 楽天銀行の現在高は以上の

日本語の教養100 / 今野真二

★★★☆☆ 日本語についての教養本。うんちくエッセイが 10

胸部X線写真の話(2)

昨日の記事「胸部X線写真の話」の続きです。 内科医叩きをやってい

胸部X線写真の話

もう時効だと思うので書きますが、以前に書いたことがあったかも。 又聞

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑