邪眼鳥 / 筒井康隆
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読書
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★★★☆☆(久々にやられた)
久々に筒井康隆の小説を手に取りました。20年ぶりかも。
しかも選んだのはこの『邪眼鳥』ですが、チョイスが悪かったかも。
中編「邪眼鳥」と短編「RPG試案―夫婦遍歴」の2作が収録されています。
邪眼鳥
大富豪が亡くなり、美しい後妻の春子と、先妻の子供たち 英作・信子・雅司+α が残される。
子供たちは莫大な遺産にまだ隠された秘密や残りがあるのではと思い、それぞれが画策を始める。
故人が残したSPレコードの歌詞やメロディが彼らをある世界に引きずり込んでいく・・・
という、SFなのかホラーなのかわからない設定の小説。
読むのが疲れました。
読んだ後の解釈にはもっと疲れました。
RPG試案―夫婦遍歴
元プログラマーの夫が妻と二人で京都に旅行すると、乗っていたタクシーがなにかに衝突し、コンピュータの中の奇妙な世界に入ってしまうという話。
オチがなくあっけにとられます。
小説とは小屑ではなく・・・
私は小説を読んでいる最中はあまり意識しないのですが、読んだ後に、この作家は「どんな小説を書くのか」と「小説をどう書くのか」のかのどちらに重点を置いているのかを考えます。
そもそも SFは前者に重点が置かれているはずですが、その点を踏まえつつ文体に革命を起こしたのが筒井康隆と思っています。
そのバランスがよく、10点を振り分けると、筒井康隆は半々(5+5)かなと思うのです。
でも今回の小説は一瞬 10+10かもしれないと思いましたが、10-10 でもあるのかもしれません。
ゼロという意味でなく、10個の電子と10個の陽電子が衝突し、10対の消滅放射線を周囲にばらまいたのかも。
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