ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書) / 博報堂ブランドデザイン
公開日:
:
読書
![]() |
ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書) 博報堂ブランドデザイン アスキー・メディアワークス 2012-08-10 売り上げランキング : 203618 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆(案外おもしろかった)
古代から現代までの寓話でビジネスに関するものを 50個まとめたもの。
結構知らない話があったのでトクした気分。
「売春宿の門番」というのは読み書きのできない門番がクビになり、村のために役立つことを生業にしていたら自然と金持ちになったという話で、自分の「弱み」に光を当てることが必要で、「強み」ばかり追求すると行き詰ってくるという内容。
他では「頑張る木こり」、「テセウスの船」、「舟バタのシルシ」、「教授と助手のゲーム」、「石の猫」、「DHMO の危険性」、「天国と地獄の長いスプーン」、「心理学者と元司令官のパイロット選び」、「スープの石」、「ルーズベルトの写真入りビラ」、「桶の水を回す棒」などが面白かったです。
DHMO の危険性
DHMO という物質は、
- 酸性雨の主成分
- 多くの海難事故死亡者の直接死因
- 高レベルのものは植物の生育を抑制する
- 末期がん患者の腫瘍細胞にも含まれている
- 固体状態のとき長く触れていると皮膚の壊死をきたす
- 多くの金属を腐食させる
- 電気器具の故障を引き起こすことがある
- 多くの工場で何の規制もなく使用され、排出されている
- 河や海、南極の氷、母乳に高濃度で検出されている
のですが、この物質は政府によって全く規制されていません。
「これは規制すべきではないですか?」と訊いたら多くの人が「規制すべき」と答えたということ。
じつは DHMO とは dihydrogen monooxide(H2O) の略。ただの水です。
タネを明かせばなーんだですが、実はこの問題は 14歳の米国人男子が考えたということです。
なかなか食えないガキです。^^
###
関連記事
-
-
刺さる言葉―目からウロコの人生論 / 日垣 隆
刺さる言葉―目からウロコの人生論 (角川oneテーマ21) 日垣 隆 角川書店
-
-
崩壊する世界 繁栄する日本 / 三橋 貴明
崩壊する世界 繁栄する日本 三橋 貴明 扶桑社 2009-03-14 売り
-
-
本当にヤバイ!欧州経済 / 渡邉 哲也 三橋 貴明
本当にヤバイ!欧州経済 渡邉 哲也 三橋 貴明 彩図社 2009-10-23
-
-
生成AI投資の教科書 / ジョン・シュウギョウ
★★★★☆ 生成AI を投資(主に株式)のアドバイザーとして活用するための方法を、
-
-
17時からはじめる 東京時間半値トレード -勝率50%の分岐点こそが相場の原点 / アンディ
★★★☆☆ アンディさんの半値トレード(もぐらたたき)についての解説本。 東京時
-
-
人物篇 日本の歴史がわかる本【古代〜鎌倉時代】 / 小和田哲男
★★★☆☆ 卑弥呼から鎌倉仏教の栄西、道元までの重要人物を解説。 キーパーソンを選ん
-
-
半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか―お金は裏でこう動く / 柴山 政行
半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか―お金は裏でこう動く 柴山 政行 幻冬舎
-
-
誤解だらけの京都の真実 / 八幡和郎
誤解だらけの京都の真実 (イースト新書) 八幡和郎 イースト・プレス 2016-
-
-
FX ほんとうに稼いでいるトレーダーの解体新書 / 杉田 勝
FX ほんとうに稼いでいるトレーダーの解体新書 杉田 勝 青月社 2009-







