日本に敗れ世界から排除される中国 / 石平, 黄文雄
公開日:
:
読書
![]() |
日本に敗れ世界から排除される中国 石平 黄文雄 徳間書店 2014-12-20 売り上げランキング : 372388 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆(おもしろくて怖い)
2014年発行なのですが、現状はあまり変わっていないのでまだ楽しめます。
重要だった北京APEC
「日本に敗れ」というのは 2014年11月の北京APEC 時の日中首脳会談で安倍総理が中国側の要求を全部突っぱねたのに、近ペイはなんにも言えずじまいだったということを示します。なーんだ。
北京APEC ではちょうど中韓FTA が結ばれたようですが、「中韓は補い合う関係にはないので、FTA を結んだらつぶしあいになる」と書いておられます。
実際そうなっていますね。
習近平はぼっち
習近平は、胡錦濤率いる共青団と江沢民率いる上海閥とが実力伯仲のために立てられた権力基盤を持たない人物(いつでも交換可能)で、日本で言えば海部俊樹とか細川護煕あたりに相当。
習近平の属する太子党というのもあるのですが、お山の大将が多く、結束力がほとんどないそう。
習近平は権力掌握のために腐敗是正をスローガンに2つの団体の弱体化を図ったわけですが、周永康の逮捕で大物狩りが止まりました。
それは2つの勢力から近ペイに厳しい警告が出て、この本が出る少し前に手打ちをしたからのようです。確かにその後は止まりましたね。
近ペイはすべての中国人から嫌われる存在、とこの本では書かれています。
今年の秋の党大会でのチャイナセブンの顔ぶれがミモノですね。解放軍を握っている共青団、江沢民以下高齢者ばかりの上海閥の割合がどうなるかですね。
ちなみに習近平の弟の名前は遠平だそうです。やっぱしね。^^
中国の経済崩壊はとうに始まってどんどん加速中
後半は中国の経済の考証。
黄さんは、「中国に ODAなんかしないで、その金で世界中から食糧を買ってほかの貧しい国に贈れ。そうすれば、食糧輸入国の中国に食糧が回らなくなって崩壊が進むのに」と書いておられます。
中国は犯罪者を輸出する
アフリカなどで中国が請け負ったインフラ整備の仕事も、人件費を浮かすのと中国内の刑務所が満杯なために犯罪者を選んで工夫として送り出しているようです。
「日本のバカな政治家が 1000万人受け入れますと言ったら、中国は 1000万人の犯罪者を送り込んできますよ」というキツいジョークが書いてあります。
###
関連記事
-
-
外資系コンサル×AIのプロが教える 生成AI時代の超仕事術大全 / 保科学世
★★★☆☆ アクセンチュアの執行役員が書いた 生成AI についての仕事への活用方法、問題点
-
-
貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える / アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(3)
以前の記事「貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える / アビジット・V・バナジー&エ
-
-
すっきりわかった! VPN
すっきりわかった!VPN (NETWORK MAGAZINE BOOKS) ネ
-
-
無理ゲー社会 (小学館新書) / 橘 玲
★★★☆☆ 橘玲(たちばな あきら)氏の新作。 最近の若者は人生を無理ゲーのようなも
-
-
真実の日本戦史 (宝島SUGOI文庫 A い 2-1) / 家村和幸
真実の日本戦史 (宝島SUGOI文庫 A い 2-1) 家村和幸 宝島社 200
-
-
会話の達人―たった一言で「この人は信頼できる」と思われる63の方法 / 中谷 彰宏
会話の達人―たった一言で「この人は信頼できる」と思われる63の方法 中谷 彰宏
-
-
47都道府県うんちく事典 / 八幡和郎
★★★☆☆ 滋賀県出身の元官僚の八幡和郎先生の本。 先生の本は情報がぎゅっとまとま
-
-
雑学科学読本 文房具のスゴい技術 (中経の文庫) / 涌井 良幸, 涌井 貞美
雑学科学読本 文房具のスゴい技術 (中経の文庫) 涌井 良幸 涌井 貞美 KAD
-
-
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 / バフェット太郎 (2)
「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 / バフェット太郎」の続きです。 アメリカ株(個別銘柄
-
-
なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論 (祥伝社新書) / 井沢元彦
なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論 (祥伝社新書) 井沢元彦







