考える遊び / 串田孫一
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読書
1992年に出たハードカバー本。
串田孫一氏は哲学者で登山家。
20年以上前に買った本です。
実は買ってすぐに読み始めたものの、ペダンティックなだけでちっとも面白くないと思って放置していました。
自分も老年にさしかかったのを機に、もう一度挑戦して なんとか読み終わりました。
30篇からなる随筆集ですが、文章の構造には一定の型がなく(細い茎に大きい葉っぱが数枚まとわりついているような構造のものが多い気がします)、最後の「締め」も弱いので、なんとなく手応えがないように思うのは以前読んだときと同じ。
まあ、以前よりは言いたいことはわかる部分が増えている気がしますが、全然ココロに刺さらないものもしばしば。
明治時代の文章によく見られた衒学趣味も少し鼻につきますが、それらが著者の言いたいテーマとどう関連しているのか、学がないためかピンときません。
まあ、こちらの問題なのでしょうが。
*
それと、漢字が多めなのも、若い人にはちょっときつい点かも。
「鳧が附く」とか読めます?
私は最近漢字の書き取り練習をしているので読めましたが、なかなか普通の人には読めないかも。
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