貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える / アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(3)
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読書
以前の記事「貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える / アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(2)」の続きです。
ようやく読了。解説込みで 370ページ。それ以外に原註と索引が結構充実しています。
それなりのまとめ
貧困国に対する援助の姿勢は、
- とにかくできるだけ(大量に)支援する
- 必要な分を少しずつ段階的に与え自らの成長を促す
の2つに大別されますが、場合によって使い分けが必要とのことです。
1は与えすぎてもクレクレ乞食を増産するだけという理由で問題があるとか。
*
この本では、「先進国が発展途上国を食い物にしている」問題には触れていませんが、著者たちがそこにはまだ関心を向けていないためとのこと。
もっとも搾取するほどのものを持たない国でも支援は受けているわけで、「先進国が発展途上国を食い物にしている」のは幻想だという意見もあるようです。
*
貧困国に対する援助という難しい問題をランダム化対照試行を使って解析する道を作った著者たちのこれからの活躍を期待したいですね。
それが使われる前はまったくのデータなしの状態で、イデオロギーどうしの議論になり有効な支援の方策が組み立てられなかったわけで、この2人の功績はとても大きいと思います。
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