バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか / ジョージ・S・クレイソン(5)
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読書
★★★☆☆
「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか / ジョージ・S・クレイソン(4)」の続きです。
この本の主張でいちばん重要なのは、「お金持ちになる方法は収入の1割を投資に回し、それを複利で運用する」ことなのですが、最終章では「お金持ちになった後も勤勉に働け」と締めくくっています。
働かずに浪費するだけの人間になればそのうち破滅するというわけです。
こういう金銭本では FIRE などの早期リタイアを勧めるものも多いのですが、やりがいがないと人間は「不善をなす」ことが多いので、リタイア後も好きなことでお金を稼ぐのがいいわけですね。
*
バビロンの商人のうち半分くらいは奴隷の身分であったと書かれています。
主人(多くは商人)の用を承りながら自分でも商売を行うという、結構いい身分です。
そうしてお金を貯めて自由人になることも多かったとか。
副業禁止の社畜よりははるかに恵まれているなあと思います。
そういう意味でやっぱりバビロンってすごい。
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