【FX】Algo Plus という EA
公開日:
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最終更新日:2024/02/03
マネー
昨日の記事「【FX】2024年1月集計」でちょっと紹介した Algo Plus という EA(MT4用自動売買ソフト) についてです。
あるレビューサイトでは、
- 「市場が一方向に急速に動くとき、または流動性の急速なスイープ (FU キャンドル) が行われるとき」に動作する
- High Frequency Trade を行う(ティック毎に動作するようです)
- EURUSD、GBPUSD、GBPJPY、EURCHF、USDJPY、USDCHF、EURJPY、XAUUSD のペアで最も効果的
- さらにアクティビティを求める場合は、H1 チャートで実行できます。ただし、M1 タイムフレームで最もよく機能する
とも書かれているのですが、それ以外の情報に乏しいです。
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ティック毎に動作する EA はバックテスト(バックテストでは全てのティックデータは持っていない)では解析しにくいのです。
でも、多少のヒントは掴めます。
- RSI(期間16) をフィルタに使用
- ボリンジャーバンド(期間23)の +2σ バンドを上抜けしたら売り、-2σ バンドを下抜けしたら買い(逆張り)
- 損切りありの単ポジ
- 昨日の高値、低値を参考にしているよう(詳細は不明)
- トレーリングストップあり
などが見て取れます。
ティック毎に動作するので 1分間の間に何度もエントリ&エグジットすることがあります。
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デモ口座を使っていくつかの通貨ペア(EURUSD、GBPUSD、USDJPY、USDCHF)で動作させました。
概ねうまくいきそうですが、ボリンジャーを逆張りエントリのトリガーに使用しているため、超極端な動きの発生時には連敗が発生しました。
下が USDJPY 1分足のチャートですが、左端の緑矢印(買い)と右端の赤矢印(売り)の部分がそれで、連続エントリ&連続損切りでどんどん資産が減りました。
こういういきなりのオーバーシュート(たぶんパウエルさんなどの要人発言による)のときは動作原理から考えて避けようがないでしょう。
じわじわ上がったり下がったりするタイプのバンドウォークのときもマズイと思います。
これらを除くと概ねうまくいくケースが多いようです。
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ソースコードがあるなら ±2σでなく、±3σでエントリするように書き直すのですが・・・
ただ、所詮ボリンジャーの逆張りなのでそうしても上記の連敗は 100%防げませんし、トレード回数が減るのでパフォーマンスも落ちそうです。
以前に似たようなロジックの EA は結構たくさん作ったので、これ以上は作りませんが、この EA には解析できていない秘密がまだありそうな気もします。
しばらくデモ口座で様子を見たいと思います。
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「要人発言の乏しいあるいはそれに影響を受けにくい通貨ペアで動かす」のもいいかもしれません。
バンドウォークにならない瞬間的なストップ狩りなどをうまく捉えてくれるといいですよね。
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