画像診断報告書のコピペ(3)
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最終更新日:2014/04/18
画像診断
画像診断報告書のコピペ 、画像診断報告書のコピペについて(続) でも書きましたが、所見内容のコピペは別に失礼(コピーされた医師に対して)とは思わない私です。
むしろ名誉に思う方なので。
遠隔画像診断におけるコピペのメリット
特に、遠隔画像診断のように外部の機関で、担当者が誰かよくわからないような場合は、報告書の形式、内容、用語はなるべく統一したいと思っています。
これはお客様(=依頼医)の読む手間を省くことが最も大事と思っているからです。
読みやすく、ひと目で内容(意図)が伝わるように書くと、次の依頼をまたいただけるという好循環になります。
独りよがりの所見のデメリット
実際にこの事業をやっていると、書き方の特殊な人は内容の如何に関わらず、依頼医からの逆指名を受けることが多いです。
「あの先生以外の先生でお願いします」
*
リサーチ業などの情報提供業者の場合では、納入する報告書の体裁や質が担当者ごとにバラバラで統一が取れていないというのは、会社として未熟と言わざるを得ません。
その点も考慮に入れますと、遠隔画像診断事業も事業として考えた場合、レポートは画一的にしたほうがいいのかもしれません。
個性を出したいと思うところはありますが、依頼医の便宜をもっと尊重すべきでしょうね。
外部の機関でなくても同じ(サービス業全体の真理)
じつは、病院勤務の場合でも同じではないでしょうか?
*
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