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画像診断報告書のコピペ

公開日: : 最終更新日:2014/04/18 画像診断 ,

画像診断報告書でのコピペ

ある患者さんの画像診断の過去のレポートを他の医師が書いていて、今回同部位を再検したのを自分が担当したとしましょう。

変化がなかったので、過去のレポートをそのままコピペして返却すると、非常識なこと(過去のレポートを書いた人に失礼)になるでしょうか?

この前、A先生からメールが来て、

「B先生が私の書いた所見をそのままコピペしてる。非常識な行為だ!」

とおっしゃるのですが、昔ならいざしらず、このデジタルな時代に、10-20倍くらい仕事が増えているこの時代に はたして非常識にあたるでしょうか。

報告書は著作権の対象外

過去の報告書を見れば誰でもコピペとわかるわけで、文芸作品などのいわゆる盗作(自作と詐称する)行為にはなりえません

どちらがどちらをコピペしたかも 100%間違いなくわかりますし。

そもそも画像診断報告書のようなものには著作権は発生しません

知り合いにも訊いてみましたが、「ハア? なにか問題でも?」という感じの答えが多いです。

私はむしろ、自分の文章を他人がそのまま採用してくれたらうれしいほう です。

採用してくれた先生の貴重な時間を節約してあげられたかな と思ってちょっとうれしくなります。

かえって変に書き直されると ちょっとガクっときたりします

誰のための何のための報告書か

我々は文芸作家ではありません。

しょせんは報告書という書類です。美文、名文を披露する場所ではありません。

目的は患者の治療の役に立つことであり、そのためにならないことはすべきでありません。

ようは、主治医に読んで誤解の生じないように正確に理解してもらわないといけないってことです。

コピペをしなかった場合、つまり所見内容が同じでない場合に、結局病状に変化がないのなら、「所見をわざわざ違うように書きなおしているのはなぜか」と主治医は怪しむのではないでしょうか。

「なんか違うように書いてあるので真剣に読んだが、結局は同じかい!」 と憤る方もいるのではないでしょうか。

「構造化レポート」で誰が読んでも同じ所見にしようというカゲキな意見の方(冗談です:失礼しました)もおられるような時代に、病勢に変化がなかった場合に毎回違った所見を一から書くなんてのは 百害あって一利もないように思います。

先人の努力を有効に利用させてもらいましょうよ。

みんな忙しいんだから、お互い助け合えばいいじゃないですか・・・と思うのです。

コピペが望ましくない場合

例外が一つ。

放射線科の研修医などが安易にコピペするのは教育上よくありません。

これは禁止しましょう。研修医のためですから。

どうしてもコピペされるのが嫌なら、最後に「無断転載を禁ず」と書いておけばいいと思います。著作権がないので効力があるか疑問ですが。

きっと「たかが報告書なのに、何様のつもりだ」と思われる主治医も多々おられるかと思いますけれども。

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