クビ男―IT業界でリストラされた男を成功に導いた11の法則 / マーク・フィッシャー
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クビ男―IT業界でリストラされた男を成功に導いた11の法則 マーク・フィッシャー 藤井 留美 アスコム 2005-12 |
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全世界で200万部以上を売り上げたメンター小説『成功の掟』の著者の マーク・フィッシャー の本。
2005年発売。
突然会社をクビになり、妻に逃げられ、失意の主人公サイモンが、謎の物乞い老人(自称「ミリオネア」)の助言を借りながら、起業に挑戦する痛快サクセスストーリー。
この前読んだ 『儲け脳のつくり方』のフィクション版のような話です。
読後、ミリオネアから授かる法則が 11もあったようには思えないのですが、「人生は、シルクハットのようなものだ」「人生に起きることに、むだはひとつもないんだよ」「人間はペットボトルの中のハエみたいなものだ」などは心に残っています。
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ストーリーは 「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン;きこ書房) と似ていますね。
マーク・フィッシャーじたいは、大学を中退後、ヨガのインストラクターと文筆業の掛け持ちで決して成功していないときに書いた『成功の掟』がたまたま売れてミリオネアになった人です。
ストーリーが少し泥臭いのは そのせいかもしれません。
逆に言うとそれだけリアルで、「仕事は楽しいかね?」の方がお伽話っぽいのかも。
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