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秘密とウソと報道 / 日垣 隆

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日垣 隆

幻冬舎 2009-07-28

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★★★★☆

ガッキーファイター 日垣さんの本。

いつもながら視点が鋭いのでおもしろい。

今回はマスコミの報道と取材についての深い見解を披露されています。

朝日新聞阪神支局の襲撃犯人

「空想虚言癖」の人物の「告白」により、典型的パターンに陥りやらかした「週刊新潮」大誤報の顛末はおもしろいです。

これはあの朝日新聞阪神支局の襲撃犯人を名乗った人物の証言により大スクープを披露したつもりが、実は空想虚言癖だったというもの。

●ボカタちゃん騒動と同じような話がまさに起きていたわけです。

空想虚言癖の人物は結構多く、江川紹子さんもある事件でだまされかけたということです。

日垣さん、朝日新聞が毎年第一面でこの阪神支局襲撃事件を扱うのを見て、ほかの殺人事件の被害者には事件後目もくれないのに、自社の人間が死んだときだけ特別扱いをしていると指摘します。

自分たちだけは特別だという思い上がりがあると指摘し、このような記事は社内報でやれ、と言われています。

しごくごもっともです。

人命は等しく尊いもので、朝日新聞社の人間の命がほかの人の何十倍も尊いように扱うのは、客観的な立場に立つべきメディアの姿勢としては全くお粗末です。

まるでどこかの国の××党の新聞のようです。 え、実際そうなんだからしょうがない?

島崎藤村の自堕落さ

島崎藤村は教師時代、教え子に手を出して職を辞め、妻を亡くしてからは手伝いに来ていた実の姪を妊娠させたそうで、どうしようもなく自堕落な男だったようです。

学校ではこういうところも教えないといけませんねえ。

*

ほかに、西山事件なども載っています。

日垣さんの本はどれもオススメ。

ふつうの人の”常識”がいかに頼りない、そして足りないものであるかを教えてくれます。

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