椎体辷り症についておさらい
- 辷り症には 前方辷り と 後方辷り がある
- 前方辷りには 変性辷り と 分離辷り とがある
- 後方辷りには 変性や分離はない
後方辷り症(補足)

椎間関節の構造を見てください。
椎間関節は前方辷りに対する抵抗にはなりますが、後方辷りへの抑止力はありません(ですから後方辷りの際に変性することはありません)。
L1、L2、L3 が腰椎前弯のために後方(背側)に傾いている人が多いです。そのため結構後方に辷っている人を見かけます。

椎体の後方辷りは椎間関節の亜脱臼を伴います。
ただそれだけで、骨折もないし、関節の変形もありません。
後方辷りは神経根の圧迫、過伸展を伴わない限り、ほとんど症状はありません。
ですから前方辷りほど重要視しなくていいと思います。
私も本文中には触れていますが、重要でないという理由で最終診断の項目には書かないようにしています。
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