DELL Optiplex 755 2台目(2) / FreeDOS での BIOSの書き換え
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DELL Optiplex 755 の2台目ですが、こいつは Optiplex760 に HDD とメモリと側板(ケースのフタ)とフローガードを提供したドナーのマシンです。
BIOSパスワードがかかっており、これは電池をはずして放電しても解除されませんでした。
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BIOS はバージョンが A09 です。
このバージョンでは 4GB USB メモリからは立ち上がりますが、8GB からは立ち上がりません(8GB はデータディスクとしては使えます)。
BIOS を書き換えるテストをしてみました。
DELL のサイトでは A22 という新バージョンに書き換える BIOSバージョンアッププログラム(O755-A22.exe)が入手できます。
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このBIOSバージョンアッププログラムは Windows/DOS 用です。
このマシンは HDD がないので、Windows からは書き換えられません。Windows は必ず HDD にインストールしないといけませんので。
そこで、FreeDOS を使います。
FreeDOS は MS-DOS 互換の OS で、本来はフロッピーディスクから立ちあげますが、このマシンにはフロッピーディスクはついていません。
そこで、FreeDOS を unetbootin を使って 4GB USB メモリに書き込みます。
FreeDOS は MS-DOS と違い、CD-ROM や USBメモリからブートできるように進化しています。
このメモリから立ち上げると見事にブートできました。
ひとつ注意しておきますが、FreeDOS起動メニューの最初の「インストール」を実行すると HDD に FreeDOS をインストールしてしまいますのでご注意。
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面白いことに USB メモリ内のファイルと立ち上がったあとの Aドライブとのファイルが全然異なります。
ファイルシステムが違うようです(メモリ内の RAMディスクに展開するのかな?)。
A> dir
で懐かしの MS-DOS 風のファイルがずらり。
この Aドライブが仮想ディスク(RAMディスク)でしょう。
そのため、USBメモリ内にコピーしたはずの BIOSアップデートプログラム(O755-A22.exe)が Aドライブ内に見あたりません。
別のUSBメモリに O755-A22.exe をコピーして、このマシンに差し、
A> c:
C> o755-a22
で、BIOSアップデートプログラムを起動できました。
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なんとか書き換えられそうでしたが、結局 BIOSアップデートプログラム内でも BIOSパスワードを訊いてくるのでそこから先に進めませんでした。
BIOS 書き換えのやり方はこれであっていそうです。
HDD や FDD なしのマシンでも BIOS のアップデートはできそうなので安心しました。
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BIOS 書き換えは失敗するとマザーボードがパーなので、やるときは自己責任でお願いします。
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【関連記事】
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