サムソンの凋落
公開日:
:
未分類
最近サムソンの不調が伝えられていますね。
一時期はバカな評論家たちがサムソンを讚美する本をたくさん書いておりました(ブックオフでよく見かけます)。
でもサムソンは結局アメリカ企業のマネをして組み立ての効率化を図っただけのことでしたので、現在の凋落はそれが現在裏目に出ているものと思われます。
- 政府がウォン安政策をとってくれた
- 財閥が強いので、従業員の切り捨て(40歳になるまでに解雇)が可能で、人件費を抑えられた
- R&D せずにその費用をうかせて販売コストに回せた
などが好調の要因だったと思いますが、
- 製品の改善はできても、工作機械は日本から買っているのでその工作機械の能力上限が改善の上限になってしまう
- 同じ手は韓国以外のどこの国でも使える・・・とくに中国などが同じことをやってきたので、コスト競争に勝てなくなってきた
- スマートフォンの普及率がそろそろ飽和に近づいた
- 政府がアホになったので、ウォン安対策がとれなくなった
- アホな政府が舞い上がって(それとも忘れていたのかも)、日韓スワップ協定を廃止した
という状況になり・・・いやー、これだけの逆風にはさすがに耐えきれないと思われます。
かつてのサムソン礼讚本の著者たちに 「こうなる予想はつかなかったのですか?」 と訊いてみたいです。
###
関連記事
-
-
10/11 サッカー:タジキスタン戦
* 遠藤がいるとやっぱり安心だし、中村憲剛はさすがにうまいと思いました。 マイクの存在は大きいですね
-
-
サッカー コンフェデレーションカップ
* ブラジル-日本戦は観ました。 観なけりゃよかった。 まともに動いていたのは本田だけ。 動
-
-
Myソモサン・セッパ(5)
* 昨日の ピカソの画才と商才 で思いつきました。 * ピカソが富豪と画商の両方を複数呼ん
-
-
夢は夜開くが、会社は夜逃げる / 会社の信用力
遠隔画像診断起業ブログのほうでも書きましたが・・・ 事務所を借りに行きました ずいぶん昔の話
-
-
万年筆の世界 (1)
最近、有隣堂(ゆうりんどう)という書店の Youtubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」にはまっ
-
-
You can't back up.
ユーキャンの流行語大賞の結果が「民意」を反映しなくなって久しいですね。 もはやフェイクニ
-
-
格安のプレジデント椅子
プレジデントチェア/スプートニクSPUTNIK