*

SA-50G-EX 音質(2)

公開日: : オーディオ

SA-50G-EX は SA-50 という中華アンプの金ピカバージョン。

専用ACアダプタ(24V)込みで 4980円で購入できた SP01 というショップが店主の体調不良で開店休業中です。

今はアマゾンで買えます(名前が違うが同じものです)が、円安のせいかずいぶん高価に・・・

SMSL SA-50 デジタルアンプ 50Wx2 T-AMP 高品質HIFI (ゴールド) SMSL SA-50 デジタルアンプ 50Wx2 T-AMP 高品質HIFI (ゴールド)
SMSL
売り上げランキング : 6312
Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

SA-50 の音質

このアンプは TDA7492 という STMicroelectronics 社(スイス)のパワー IC を使っています。

定評のある Tripath TA-2020 という IC に比べるとデジタルアンプらしさ(クリア、フラット、ノイズレス)は全く感じさせず、ドンシャリカマボコ風のアナログっぽい印象の音です。

昔の ONKYO のアンプ(プリメイン、パワー)を彷彿とさせます。ヤマハ、ソニー、パイオニアでなく、オンキョーです。サンスイ、アキュともちょっと違う。

このアンプは SA/F80AMG を使ったフルレンジ自作スピーカーで試したあとは、ONKYO セプター SC-2 という 2ウェイでしばらく使用。

この SC-2 は ONKYO らしい愚直さにちょっぴり加えられた芳醇なコクが特長。このアンプはその特長を損なうことはありませんでした。

今は Alpair6P を使ったニアフィールド用のスピーカーに継続使用中です。このスピーカーもフルレンジですので、もともと帯域は狭い(フルレンジの中では驚異的に広いほうですが)。ですからアンプは帯域の狭いものでOK。むしろ、Alpair のトゲトゲしさが和らげられていい塩梅です。

ということで、SA-50 はスピーカーを選びますが、十分に楽しめます。

というかアンプはこれくらい個性がないと楽しみが少ないです。

なんにでも合うアンプというのもそれなりにいいのでしょうが、イコール没個性のことが多い(それに高価すぎるものが多い)でしょ。

SA-50 はドンシャリなのでマルチウェイには不向きかも

世間には SA-50 を広帯域のスピーカー(たいていマルチウェイ)で使って文句をたれている人がいます。

TA-2020 より出力が大きいので大型スピーカー向きと誤解したのかもしれません。

デジタルアンプなどみんな同じ音と思っているのかもしれません。

でもアナログアンプの音質には相当こだわる人がなぜこれを使うのか。

自分のスピーカーに合わなかったからといって全否定する思考回路が理解できません。

大型犬が欲しかったのに自分の選択ミスで小型犬が来て文句をたれている残念な人と変わりませんね。

このアンプは小さなスピーカーをビビッドに鳴らすのに向いているのです、と言い切っておこう。

【関連記事】

###

関連記事

S.M.S.L. という中華オーディオメーカー

S.M.S.L.という中国のオーディオメーカーがあります。 「双木三林」という会社の漢字の頭文

記事を読む

FOSTEX かんすぴセット / 雑誌付録が買えなかった場合の話

  大昔からある「かんすぴ」という自作スピーカーキットですが、ちょっと目を離した

記事を読む

W3-1319SA 到着&視聴

Tangband のW3-1319SA が到着したので、OM-MF5 向けに買っておいたバス

記事を読む

OM-MF5 を共鳴管ボックスにセット

今までダブルバスレフで使っていたマークオーディオ製フルレンジユニット OM-MF5 を ju

記事を読む

Tannoy Mercury m2 Cherry 対 KEF Coda9

Tannoy Mercury m2 Cherry203×380×270mm[/captio

記事を読む

LPレコードの欠点 (3)

以前の記事「LPレコードの欠点 」「LPレコードの欠点 (2)」で、LPレコードの宿命的な欠点を 2

記事を読む

no image

20cm一発

20cm一発 超絶のバックロードホーン  以前、ハセヒロオーディオの大阪展示会に行き、音

記事を読む

S.M.S.L SA300 デジタルアンプ注文

今朝、ネットニュースで「中国政府が一般中国人のパスポートを取り上げ始めた」と聞いたので、もう

記事を読む

スピーカーの低音について

私はチェロの曲が好きなので、スピーカーを作るときはチェロの最低音の 65Hzまでの再生を一応の目標と

記事を読む

Victor SX-7 の思い出

1973年に日本ビクターから売り出された 幅355x高さ635x奥行322mmの密閉型スピー

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

マルタイ 棒ラーメン 辛子高菜

[メール便] マルタイ 棒ラー

経済で読み解く世界史 / 宇山卓栄

★★★☆☆ 宇山先生の最新刊。 古代史から現代史までを

2025-7-23 日米関税交渉成立

日米関税交渉が成立したとのことで、本日は日経平均が一時 1500円ほど

だいじょうぶか? Windows11

先日、院内の遠隔用読影端末の1つを Windows10 から Wind

コンタクトレンズ到着

昨日朝に注文していたハードコンタクトレンズが郵送されました。 早

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑