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新聞の経済記事は読むな、バカになる / 日下公人 渡邉哲也

公開日: : 読書

新聞の経済記事は読むな、バカになる 新聞の経済記事は読むな、バカになる
日下公人 渡邉哲也
ビジネス社 2013-02-20
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★★★★☆(古い本だけど内容は5年以上先を行っているので今読んでも面白い)

経済記事だけじゃないけどね

吉田茂は「日本の新聞など読んでもしょうがない」と言っていたそうですが、渡邉哲也は「新聞には結果しか書いておらず、金融の表面的なことしか書いてなく、知りたいことが書かれていないので、自分で調べてブログに書くようになった」と言います。

子供の頃、新聞を読んでいると祖父から「新聞を素直に読むと馬鹿になるぞ。誰が金を出し、どのような意図で書かせているか考えなさい」と言われたといいます。

銀行や証券会社系のシンクタンクの研究員は会社から給料をもらっているので、どうしてもポジショントークになります。客観的な意見ではない。そういう人たちがいっぱい書いている日経新聞の経済記事がウソだらけなのはみんな知っていますね。

日本の経済が振るわないのは、責任感のないサラリーマン経営者が日経新聞を読んでいるのが最大の原因かと私は思っています。

経済を民族の観点で見る

経済統計を国別に見ていても、時代はグローバルなので、国を超えた経済は見えません。

著者たちはユダヤ、アングロサクソン、華僑を含む中国人など民族的に見ることをお勧めしています。

なにやら陰謀論めいていますが、陰謀ではなくこれらの民族は単に自分の利益に正直に動いているだけです。

ヨーロッパの陰鬱

日下さんの視点はシニカルかつ骨太で、ほかのくだらない評論家たちとは一線を画します。

ヨーロッパ人は昔は植民地、今は国際規格を制定して「働かずに儲ける」ことに執着する。要するに真面目に働かないので落ち目になるんだ と言われています。

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