大放言 (新潮新書) / 百田 尚樹
公開日:
:
最終更新日:2017/08/23
読書
![]() |
大放言 (新潮新書) 百田 尚樹 新潮社 2015-08-12 売り上げランキング : 2436 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆(話のネタに)
以前に「地方議員ってそんなにいるのか? 」という記事を書きましたが、この本からの丸パクリでした。
目次
- 第1章 現代の若きバカものたちへ
- 第2章 暴言の中にも真実あり
- 第3章 これはいったい何だ?
- 第4章 我が炎上史
- あとがき
- 特別付録 我が炎上史 番外編
内容について
各章の小見出しを見るとニヤリ。
「やればできると思っているバカ」は、「オレは本気を出していないだけ」とほざいている人の話。
本気を出してもしできなければ、ただのウソツキであることを証明してしまうので、死ぬまで本気をだそうとしないのだが、それは「やってもできないタダのバカ」と全く同じという指摘。
「自分を探すバカ」はインドに自分探しに行くようなバカ。「インドにおまえのルーツがあるんか、おまえは印度人か」というツッコミがおしゃれ。
「日本は韓国に謝罪せよ」は最近出された著書『今こそ韓国に謝ろう』の元ネタ。「教育を施してすみません、人口を増やしてすみません、奴隷制度をなくしてすみません」の連呼。
「売れなくてもいいならブログに書け」は売れない作家ほど締め切りを守らない、編集者の加筆を嫌がる、「売れなくてもいい、オレの作品をわかってくれるもののために書く」と言う。「売れなくていいものならテメエのブログに書け、出版社は慈善事業ではない」というまっとうな意見です。
ほかにも「図書館は新刊本を入れるな」、「チャリティー番組は誰のため?」、「自己啓発本の効能は?」などが考えさせられます。
とても面白いので読んだほうがいいよ~
関連記事
###
関連記事
-
-
余命半年の中国経済 これから中国はどうなるのか / 渡邉 哲也
余命半年の中国経済 これから中国はどうなるのか 渡邉 哲也 ビジネス社 2015
-
-
ピケティの「r>g」
「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資」という本に載っていた話で、 トマ・ピケティは「r>
-
-
古寺歩きのツボ / 伊沢元彦
★★★☆☆ 古寺にスポットを当てて仏教を解説してくれています。 古寺には由緒正しき、
-
-
変見自在 サダム・フセインは偉かった (新潮文庫) / 高山正之
変見自在 サダム・フセインは偉かった (新潮文庫) posted with a
-
-
藤崎竜作品集 1 サイコプラス
藤崎竜作品集 1 サイコプラス (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 ふ 2
-
-
2030年「シン・世界」大全 米中対立から国際秩序、日本のかたちまで、未来はこう変わる / 渡邉哲也
★★★★☆ 2月に出た渡邉哲也さんの本。 チャイナを世界経済から切り離すのは安倍
-
-
山根一眞の素朴な疑問 / 山根 一眞
山根一眞の素朴な疑問―あったかい生活の送り方 山根 一眞 新潮社 2002-0
-
-
鉄の旋律 / 手塚治虫
鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka
-
-
街道をゆく (15) 北海道の諸道 / 司馬遼太郎
街道をゆく (15) (朝日文芸文庫 (し1-16)) 司馬 遼太郎 朝日新聞社
-
-
なぜあなたはいつもお金が足りないのか? / 小堺桂悦郎
★★★☆☆ 資金繰りコンサルタントとして有名な小堺桂悦郎さんのマネー本。 個人事業主